「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2013/06/09

雷丼とは

八時過ぎまで寝てしまった。 珈琲、ヨーグルト、ブルーベリーだけの軽い朝食のあと、 洗濯などの家事をして、 朝風呂に入る。 湯船の読書は、 「世論」(W.リップマン著/掛川トミ子訳/岩波文庫)。 早めの昼食の支度。 てんぷら屋でもらった揚げ玉を使って雷丼、 鯵の中骨の塩焼き、胡瓜の糠漬、豆腐と糸若布の味噌汁。

「雷丼」とは揚げ玉やあられなどの揚げものを使った丼だと思っていたのだが、 ちょっと検索してみると、 どうやら豆腐を炒めて使うことが定義らしく、 豆腐を炒めるときの音にかけているのだとか。 本当かなあ、なんだかピンと来ない。 それはさておき、豆腐の雷丼、いや、揚げ玉の雷丼と言うべきだ、は美味しかった。 さすが江戸前のてんぷら屋の揚げ玉だけあって上等なのだろうか、 揚げ玉を沢山もらってきたものの、使い道が問題で、 揚げ玉と卵を使って「肉抜きのカツ丼」というアイデアを思いついたのだが、 とりあえず今日のところは定評のある料理にしてみた。

食後に寝台に横になって、猫と 「モンテ・クリスト伯」(A.デュマ著/山内義雄訳/岩波文庫) を読んでいたら、いつの間にか、寝てしまっていた。 そのあと午後は、家事のあれこれ。

そうこうしているうちに夕方。 夕風呂。湯船の読書は 「贋食物誌」(吉行淳之介著/新潮文庫)。 夕食の支度。 モツと野菜の味噌炒め、たらこ入り卵焼き、 細葱の味噌汁、御飯。 食後にオレンジを一つ。 夜も「モンテ・クリスト伯」を読んだり。 パリ社交界に謎の大富豪モンテ・クリスト伯爵として姿を現したエドモン・ダンテスは、 宿敵たちに近付きながら、緻密な復讐の罠を着々と仕込んでいるところである。