「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2013/06/19

失われた麺つゆを求めて

今日も雨が降りそうで降らない、 大気が水分を溢れる寸前までたっぷり蓄えたような、蒸し暑い一日。 水曜日なので、寄り道的にあれこれ勉強。 16 時半くらいに退社。 蒸し風呂のような空気の中を帰る。

帰宅。ああ、家はいいなあ。 まずお風呂。湯船の読書は 「はじめてのラテン語」(大西英文著/講談社現代新書)。 冷奴(細葱と生姜)で冷えた贋ビールを一杯だけ飲んで、 労働者の喜びを味わい尽したあと、夕食の支度。 蒸しブロッコリと魚肉ソーセージのサラダ、冷やしとろろ蕎麦。 食後にパイナップルを少し。 夜は「モンテ・クリスト伯」(A.デュマ著/山内義雄訳/岩波文庫)を読んだり。 第六巻、ついに、かつての婚約者、メルセデスとの対決。

これからの季節はどうしても素麺や蕎麦などの麺類が多くなってしまう。 そんなわけで、麺つゆを仕込む。 まずはベイシックに、醤油、味醂、酒、昆布、鰹節で作ってみた。分量は山勘。 子供の頃、夏になると、 冷蔵庫に素麺つゆを仕込んだ鍋がそのまま入れてあるのを良く見かけたもので、 確か、大量の鰹節と、それから干し海老が入っていたような気がする。 作っていた祖母が亡くなったため、既に失われたレシピだが、 干し海老は一度試してみてもいいかも知れない。