「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2013/06/02

一日と一生

また十時間睡眠。 昨夜は食べ過ぎたので、 朝食は珈琲、ヨーグルト、いただきもののドライフルーツのパウンドケーキを一切れ。

朝風呂に入って、湯船で 「幸福について」(ショーペンハウアー著/橋本文夫訳/新潮文庫) を読む。 「ところがわれわれは、 一日一日が人生の主要な部分であり、したがってかけがえのない部分だということを忘れて、 むしろ個別が総体概念に含まれるのと同じ具合に、 一日一日が一生のなかに含まれているように考えている。……」。 一日が一生の中に含まれているというよりは、 一生が一日の中に含まれている、と考える方が、 そもそも事実として正しいのかも知れないなあ。 午前中は五月の清算、 お風呂のそうじ、 ゴミ出しの準備などの家事。

御飯を炊いて、煮干しでだしを引き、 しらすに自家製ポン酢、菠薐草のおひたし、 茄子の糠漬、御飯、じゃが芋の味噌汁。 食後しばらく昼寝。 午後は寝床で 「モンテ・クリスト伯」(A.デュマ著/山内義雄訳/岩波文庫) を読んだりしてから、食材の調達。

またお風呂に入って、湯船で 「いぬはミステリー」(A.アシモフ著/小梨直訳/新潮文庫)より R.スタウトの「真昼の犬」を読んでから、 夕食の支度。 冷やしトマトに大葉と胡麻油のドレッシング、 冷奴(生姜)、 そして今日のメインは子持ちくろがしらの煮付け。 茗荷と油揚げの味噌汁、御飯。 食後に薄めの珈琲、いただきもののパウンドケーキを一切れ、 パイナップルを少々。

今日も良い一生だった。