「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2014/06/30

白衣の女

低気圧のせいだろうか、月曜日のせいだろうか、何だか不調。いつもの納豆、目刺し、糠漬の朝食のあと、弁当を適当に詰めて出勤。

不調のままゆるゆるとオフィスで過し、夕方退社。帰宅して風呂。湯船で「美酒ミステリー傑作選」(小鷹信光編/河出文庫)より S.エリンの「最後の一壜」を読む。夕食の支度。今日のメインは麻婆豆腐。

「フランス白粉の秘密」(E.クイーン著/宇野利泰訳/ハヤカワミステリ文庫)を読み終えたので、古典ミステリ再読計画の次の課題は「白衣の女」(W.コリンズ著/中島賢二訳/岩波文庫)。「ハクイの女」かと勝手に思っていたのだが、それだと看護婦なので、やっぱり「ビャクエの女」なのだろうなあ。

2014/06/29

日曜日

夕刻より激しい雷雨。

朝食兼昼食に、落花生とサンドウィッチとビール。サンドウィッチの具は、卵と刻み玉葱のマヨネーズ和え、アボカドとベーコンの二種類。夕食は、冷奴(生姜と茗荷)、鶏肉の煮物に粉山椒、ポテトサラダ、素麺(生姜と茗荷)。

「フランス白粉の秘密」(E.クイーン著/宇野利泰訳/ハヤカワミステリ文庫)、読了。「夏目漱石全集2」(夏目漱石著/ちくま文庫)より「坊っちゃん」。

2014/06/28

土曜日

雨の一日。

朝食兼昼食に、ポテトサラダ、カルボナーラ、白ワインを一杯。夕食は、冷奴(大葉、茗荷)で冷酒を五勺、だし巻き卵、しらすに二杯酢、蕪の糠漬、御飯、オクラの味噌汁。

「フランス料理の秘密」(日影丈吉著/文化出版局)、「フランス白粉の秘密」(E.クイーン著/宇野利泰訳/ハヤカワミステリ文庫)、「夏目漱石全集2」(夏目漱石著/ちくま文庫)など。

2014/06/27

ジョージア・フリップ

今日も雨が降りそで降らず、空気が水分を一杯に含んだ蒸し暑い一日。

夕方退社して、夕食は近所の洋食屋にて。ビールを飲みつつ、手帳を見ながら一週間の一人反省会。

帰宅してまずお風呂。湯船で「美酒ミステリー傑作選」(小鷹信光編/河出文庫)よりJ.コリアの「ナツメグの味」を読む。この短篇に登場するのは「ジョージア・フリップ」という飲み物。シェリー 60ml に卵黄一つと砂糖ティースプーン一杯を加えて、氷とともにシェイクし、冷やしたワイングラスに注いで、ナツメグをふりかけたものらしい。簡単に味が想像できてしまうが、なかなか美味しそうだ。シェリー、卵黄、砂糖で作るカクテルを普通はシェリー・フリップと呼ぶので、どこをもって「ジョージア」なのかは謎だし、実際に存在するカクテル名かどうかも不明。

夜は「フランス白粉の秘密」(E.クイーン著/宇野利泰訳/ハヤカワミステリ文庫)を読んだり。古典ミステリ再読計画の一環として、国名シリーズより。

2014/06/26

「幻の女」

雨にはならず、蒸し暑い一日。

夕方退社。帰宅して風呂に入り、湯船で「美酒ミステリー傑作選」(小鷹信光編/河出文庫)よりF.ルヴォンの「憎悪の報酬」を読む。湯上がりに、冷奴(茗荷と大葉)と時鮭で冷酒を五勺ほど。のち、アボカドとトマトとベーコンの丼もの。

夜は「幻の女」(W.アイリッシュ著/稲葉明雄訳/ハヤカワ文庫)。読了。さすがに傑作。江戸川乱歩が神保町の巌松堂で "Phantom Lady" を発見したときの伝説で有名だが、さもありなん。よくぞこう巧く書けたものだ、という読後感でこれに匹敵するのは、アイラ・レヴィンの「死の接吻」くらいだろうか。

2014/06/25

実験計画法

今日も大気が非常に不安定。不穏な曇り空の合間に激しい雷雨など。

夕方退社して、その足で本郷三丁目へ。遺伝子解析などをしている G 社でミーティング。興味深い実験結果の報告を聞く。実験計画というものはなかなか難しいものだなあ。教科書などには、適切で注意深い実験計画がいかにも容易なように書かれているのだが。のち、G 社の面々と近くの居酒屋で夕食。そして今、徒歩にて帰宅。

2014/06/24

「冷えたギムレットのように」

東京にも大雨洪水警報が出ていたようだが、オフィスにいる間に豪雨は過ぎ去っていた。

帰宅して風呂に入り、湯船で読書。「美酒ミステリー傑作選」(小鷹信光編/河出文庫)より、F.シスクの「冷えたギムレットのように」。大した話ではないが、タイトルは洒落てる(原題は "A very cold Gimlet")。湯上がりにオレンジを一つと、プチトマト。のち、豚と玉葱の丼もの、豆腐と茗荷の味噌汁。

夜は「幻の女」(W.アイリッシュ著/稲葉明雄訳/ハヤカワ文庫)を読んだり。

2014/06/23

肉じゃが

月曜日はただでさえ調子が悪いのに、湯の中にいるような蒸し暑さ。呼吸が出来ない。家賃と住民税をまとめて払ったので、首もまわらないし、鼻血も出ない。

夕方退社。帰宅して即、居間の除湿と冷房をかけて、風呂に入る。湯船の読書は「ディナーで殺人を」(P.ヘイニング編/創元推理文庫)よりシムノンの「競売の前夜」。夕食の支度。豚肉の肉じゃがで赤ワインを一杯だけ。のち、蕪の糠漬、御飯、若布の味噌汁。

夜は「幻の女」(W.アイリッシュ著/稲葉明雄訳/ハヤカワ文庫)を読んだり。古典ミステリ再読計画の一環。

2014/06/22

午後の暇潰し

朝食はオレンジ、ヨーグルト。昼食はレトルトのカレー、自家製の玉葱のピクルス、らっきょうの甘酢漬け。イタリアの赤ワインを一杯だけ。夕食は、笹かまぼこと冷奴でビールのあと、素麺(錦糸卵、焼き海苔、大葉、茗荷)。

「午後の死」(S.スミス著/山本俊子訳/ハヤカワポケットミステリ 1414)、読了。"An afternoon to kill" という原題が洒落てるし、心理描写が巧み。短く綺麗にまとまった佳品、という感じ。「我輩は猫である」(夏目漱石著/ちくま文庫「夏目漱石全集1」)も読了。人それぞれにご贔屓の場面があるだろうが、私は迷亭君が蕎麦を食べて涙を流すところと、最後のあたり寒月君がヴァイオリンを買う話が好きで、何度読んでも笑える。

2014/06/21

土曜日

朝食は野菜ジュース、ヨーグルト、オレンジ一つ。午前中は定例のデリバティブ研究部会自主ゼミ。ゼミ後のランチは、フレンチトースト、フライドチキンにハラペーニョソースなど。夕食。笹蒲鉾でビールを一杯だけ。鮭と焼き海苔のおむすび、若布の味噌汁、胡瓜の糠漬。

「我輩は猫である」(夏目漱石著/ちくま文庫「夏目漱石全集1」)。「ディナーで殺人を」(P.ヘイニング編/創元推理文庫)より M.ギルバート「ニシンのジャム事件」。「午後の死」(S.スミス著/山本俊子訳/ハヤカワポケットミステリ 1414)。

2014/06/20

「ふたりで夕食を」

今日も雨が降りそうで降らない蒸し暑いだけの一日。

夕方退社して帰宅。風呂に入って湯船で、「ディナーで殺人を」(P.ヘイニング編/創元推理文庫)よりヴィカーズの「ふたりで夕食を」を読む。言わずと知れた「迷宮課事件簿」シリーズの一作。

この「ふたりで夕食を」では、殺人事件が起きた時点ではたっぷり二人分の夕食がテーブルに用意されていたのに、事件発覚の時には何者かによって綺麗に食べ尽されていた、それは何故か、という魅力的な謎が提出される。しかし、残念ながらヴィカーズはモダン・ディテクティブ以前の作家である。なんとその答は、そのあと腹を減らせた大食いの客人が訪れたから、なのだ。ある意味、裏の裏をかく形で現代の読者の意表を突き、モダンを突き抜けてハイパーモダンなのかも知れないが。

2014/06/19

木曜日

品川あたりでミーティングがあったので、いつもより少し早く家を出て、現地へ直行。品川は遠いなあ。終了後、神保町に戻って、ランチはオフィス近くのインド料理屋にて。

夕方退社。夜にかけて雨、とか天気予報で言っていたような気がするのだが、かんかん照りで蒸し暑い。帰宅して風呂に入り、湯上りに冷えたビールを一杯だけ。鹿尾菜の五目煮と笹蒲鉾。その間に御飯が炊けて、卵かけ御飯、胡瓜の糠漬、豆腐と葱の味噌汁。

夜は、「我輩は猫である」(夏目漱石著/ちくま文庫「夏目漱石全集1」)と、「麗しのオルタンス」(J.ルーボー著/高橋啓訳/創元推理文庫)。

2014/06/18

猫の名前

MacBook Air のエスケープキーはいくらなんでも小さ過ぎないかな……

夕方退社。予報では雨になるようなことを言っていたが、結局ほとんど降らず、蒸し暑いだけ。帰宅して風呂に入り、湯船で「ディナーで殺人を」(P.ヘイニング編/創元推理文庫)より H.C.ベイリーの「長いメニュー」を読む。湯上がりに、冷奴、鹿尾菜の五目煮、笹蒲鉾でビールを一杯だけ。のち、鶏肉と錦糸卵と葱を添えた素麺。

夜は、「我輩は猫である」(夏目漱石著/ちくま文庫「夏目漱石全集1」)と、「麗しのオルタンス」(J.ルーボー著/高橋啓訳/創元推理文庫)。前者の猫の名前はまだなく、後者の猫の名前はアレクサンドル・ウラディミロヴィッチ。

2014/06/17

MBA

今日も雨にはならないまでもやけに蒸し暑い一日。

住民税の通知に逆上して、Mac Book Air を買ってしまった。深く反省。つい先日うまい具合に実家の母が、この馬鹿息子がすたーとあっぷうなんちゅうもんにだまされて馬鹿もんがほんのこつ情けなか、商売なんちゅうもんはしょせん素町人ばすることに過ぎんていくらゆうたら分かるけんね、夢みたいなこつばっかりぬかしおって、この漬けもんと目刺しでも食うて親のありがたみちゅうもんばよーくかみしめるがよか、そんでもどうにもほんとうにどうにもならんようなっても家の敷居ばまたがすことだけはなかけん、東京で野垂れ死にしたらよかばってん、母はなんも悲しいこつなか、などと電話で説教しながら、野菜などを大量に送ってくれたので、まあしばらくは飢え死にはしないで済むのだが。

夜は今日届いた MBA をあれこれ設定。と言っても、"caps lock" を "control" にして、SKK とブラウザと広告遮断拡張をインストールするくらいだが。

2014/06/16

ねこととんぼ

今日も暑い。夏だ。

夕方退社して帰宅。お風呂に入り、湯船で「ディナーで殺人を」(P.ヘイニング編/創元推理文庫)よりG.B.スターン「唐辛子の味がわからなかった男」を読む。前菜に鹿尾菜の五目煮と赤ワインを一杯だけ。ベーコンエッグ、実家の畑でとれたレタス、母の手製の胡瓜糠漬、御飯、豆腐と葱の味噌汁。夜は「我輩は猫である」(夏目漱石著/ちくま文庫「夏目漱石全集1」)など。

猫じゃらし用のとんぼのおもちゃをいただいた。うちの猫はもうかなりの歳なのだが、やはり猫は猫。激しく食いついていた。こんな感じで。


2014/06/15

日曜日

朝昼兼食は、母手製の鹿尾菜の五目煮、海苔巻、稲荷寿司、紅生姜。ビール。三時は、珈琲とパン・オ・ショコラ。夕食は、鶏手羽煮、実家産のレタスにオリーヴ脂と林檎酢のドレッシング、菠薐草に胡麻と鰹節、安曇野の山葵蕎麦を盛りで。

「我輩は猫である」(夏目漱石著/ちくま文庫「夏目漱石全集1」)、「フランス料理の秘密」(日影丈吉著/文化出版局)、「ディナーで殺人を」(P.ヘイニング編/創元推理文庫)よりW.ベサント&J.ライス「ルークラフト氏の事件」。

2014/06/14

土曜日

昼は母の手製の稲荷寿司、巻き寿司、紅生姜、冷酒を一合ほど。夕食は、油揚げの葱挟み焼き、時鮭の尾、キャベツとベーコンの大蒜炒め、御飯、なめこと葱の味噌汁。

「レーン最後の事件」(E.クイーン著/鮎川信夫訳/創元推理文庫)、読了。「我輩は猫である」(夏目漱石著/ちくま文庫「夏目漱石全集1」)。

2014/06/13

「フランス料理の秘密」と Bonfiglioli

快晴だったり豪雨だったりの蒸し暑い一日。

帰宅して風呂に入り、鶏砂肝の大蒜オイル煮とライ麦パンの耳で冷えたビール。今日は古本屋で「フランス料理の秘密」(日影丈吉著/文化出版局)を千円で買えたし、家に帰ったら、注文していた "The Great Mortdecai Moustache Mystery"(K.Bonfiglioli 著/ Penguin)も届いていたし、とてもいい日だ。これで働かなくて済めば極楽なのだが、贅沢を言えば切りがない。ビールのあと、アボカドとトマトと炒めたベーコンの丼ものを作って夕食にする。

"The Great Mortdecai Moustache Mystery" は Bonfiglioli の未完の作品を Craig Brown が補完したものなので、真正のモートデカイ閣下シリーズには数えられないのだが、これと外伝 "All the Tea in China" の二冊を真正トリロジーにあわせて五部作とすることには、もちろん異論ない。

2014/06/12

「主婦の鑑」

雨が降ったり降らなかったり、晴れ間が差したかと思えば、豪雨になりそうな気配が充満したり、不穏で蒸し暑い一日。

帰宅して風呂に入り、湯船で「ディナーで殺人を」(P.ヘイニング編/創元推理文庫)より、R.ディーハンの「主婦の鑑」を読む。この短篇の題材になっている「主婦の鑑」という本のことを、以前にどこかでも読んだ記憶があるのだがよく思い出せない。

湯上がりに鶏砂肝の大蒜炒めで赤ワインを一杯だけ。のち、夕食はキャベツとベーコンの炒めもの、卵かけ御飯、蕪の葉と油揚げの味噌汁。

昨夜、「Zの悲劇」を読了したので、今日から「レーン最後の事件」(E.クイーン著/鮎川信夫訳/創元推理文庫)。「Z」は子供の頃の印象と変わらず、なかなかの傑作だと思った。死刑囚と死刑執行人たちの前で、犯人ではありえない人を次々消去していく劇的な大詰めがいい。よく考えるとそのロジックはかなり弱いのだが、それをごまかすための演出が、ドルリー・レーンにとっても作者にとっても必要だ、というところがうまい。

2014/06/11

鮭の尾

雨の一日。

帰宅すると、住民税のお報せが届いていた。時期も大体の額も分かっていながら、衝撃を受ける。今日から夕食は一汁一菜、昼食は日の丸弁当にしようと思う。

風呂に入ってから、夕食の支度。油揚げを焼いて、ビールを一杯だけ。のち、時鮭の尻尾を焼き、蕪の葉と油揚げの味噌汁と御飯。

夜は「Zの悲劇」(E.クイーン著/鮎川信夫訳/創元推理文庫)。

2014/06/10

火曜日

雨が降りそうで降らない蒸し暑い一日。

帰宅して風呂に入り、湯船で「美食倶楽部」(谷崎潤一郎著/種村季弘編/ちくま文庫)より「ハッサン・カンの妖術」を読む。湯上がりに、トマトとアボカドと玉葱のサラダで、ビールを一杯だけ。のち、キャベツとベーコンのアーリオオーリオ。

夜は「Zの悲劇」(E.クイーン著/鮎川信夫訳/創元推理文庫)を読んだり。

2014/06/09

Zの悲劇

気圧が低いせいか身体も低調。珍しく寝不足な感じで出社。

豪雨になったり、かんかん照りになったりの奇妙な天気の一日。帰る頃には西日が強く、蒸し暑かった。

帰宅して風呂に入り、湯船で「美食倶楽部」(谷崎潤一郎著/種村季弘編/ちくま文庫)より「ハッサン・カンの妖術」を読む。湯上がりに、鶏砂肝の大蒜炒めで赤ワインを一杯だけ。のち、トマトと炒り卵の冷たいチリソース麺。デザートに珈琲とパン・オ・ショコラを一つ。


昨夜「Yの悲劇」を読み終えたので、今日から「Zの悲劇」(E.クイーン著/鮎川信夫訳/創元推理文庫)。「Z」は四部作の中では凡作とされているらしいのだが、子供の頃の私は一番面白いと感じていた。

その理由は、「Y」が有名過ぎて、読む前から犯人はもちろん、ヴァニラやマンドリンの意味に至る細部まで知ってしまっていたため、それほど楽しめなかった、ということが大きい。また「X」は(私にとっては)犯人があまりに明らかであり、「最後」もまたそうだった。消去法的に「Z」が一番楽しめた、ということだったと思う。

2014/06/08

雨の日曜日

卵焼きと胡瓜とアンチョビマヨネーズのサンドウィッチ、ビール。鯵フライ。

「美食倶楽部」(谷崎潤一郎著/種村季弘編/ちくま文庫)、「Yの悲劇」(E.クイーン著/鮎川信夫訳/創元推理文庫)。

2014/06/07

大雨、パエージャ、素麺

東京にも大雨警報が出ていたが、定例のデリバティブ研究部会自主ゼミへ。加法過程について前回の続きを少しと、特別版として Malliavin 解析と楠岡近似の入門的解説。

参加メンバによるゼミ後のランチはスパニッシュ。私のメインは白身魚と大蒜の芽のパエージャだった。一人一皿(一フライパン?)あったので、けっこうお腹一杯。

夕食は素麺つゆを作って、素麺。錦糸卵、トマト、胡瓜。

2014/06/06

ビア・パーティ

夕方からオフィスで、Moff, AgICPluto, Mynd の合同ビア・パーティ。

2014/06/05

梅雨入り

朝から曇り空。空気が一杯に水分をたくわえて、降ったり降らなかったりの一日。そしてどうやら関東も梅雨入りしたらしい。昼休憩に古本屋を周り、「美食倶楽部」(谷崎潤一郎著/種村季弘編/ちくま文庫)を三百円で、「パリの料亭」(辻静雄著/新潮文庫)を百五十円で買う。

夕方退社。帰宅して風呂に入り、湯船で「ディナーで殺人を」(P.ヘイニング編/創元推理文庫)よりプーシキンの「葬儀屋」を読む。夕食はまた冷やし中華。これで麺を使い切ったので、しばらく冷やし中華は店仕舞い。

昨夜、「俳優パズル」(P.クェンティン著/白須清美訳/創元推理文庫)を読み終えた。謎解きはやや唐突だが、やはり演出が巧い。今日からは古典中の古典「Yの悲劇」(E.クイーン著/鮎川信夫訳/創元推理文庫)。


2014/06/04

ハンバーガー

昨日に続いて今日も暑さは控えめだったが、夏であることには変わりない。明日からは東京も大雨になるそうで、寒暖差が老体にこたえる。

夕方退社して、散髪に行く。そのついでに、近くのハンバーガー屋で夕食。チーズバーガー(フライドポテトとピクルス付き)とビールを一杯だけ。たまにはいいものだな。

夜はいよいよ、「俳優パズル」(P.クェンティン著/白須清美訳/創元推理文庫)の大詰めを読む。

2014/06/03

マキアヴェッリの食卓

昨日一昨日ほどではないが今日も暑い。

夕方退社。帰宅して風呂に入り、湯船で「ディナーで殺人を」(P.ヘイニング編/創元推理文庫)より、オーガスト・ダーレス「イーモラの晩餐」などを読む。「イーモラの晩餐」は、マキアヴェッリも登場する食卓でのチェーザレ・ボルジアの毒殺談。そう言えば、神保町のすずらん通りに「マキアヴェリの食卓」というイタリア料理屋があるのだが、不吉な感じがして一度も行ったことがない。おそらく、何か陰謀を練るための会合には良いだろう。

夕食は煮豚を使って丼もの。豚のラードで玉葱とトマトを炒め、煮豚の薄切りと一緒に割下で煮て丼に盛る。夜は「俳優パズル」(P.クェンティン著/白須清美訳/創元推理文庫)を読み始める。

2014/06/02

また冷やし中華

今日も真夏日。

夕方帰宅。風呂に入って湯船で「ディナーで殺人を」(P.ヘイニング編/創元推理文庫)より P.D.ジェイムズの「いともありふれた殺人」を読む。P.D.ジェイムズはどうも苦手だ。彼女はある意味、シェイクスピアなんじゃないかと思うのだがどうだろう。

湯上がりに冷奴でビールを一杯だけ。のち、また冷やし中華を作る。今日はトマトと、作り置きの煮豚、醤油卵で。

シェイクスピアと言えばドルリー・レーン。夜は「Xの悲劇」(E.クイーン著/鮎川信夫訳/創元推理文庫)の続きを読む。読了。

2014/06/01

しっぺがえし

今日の湯船の読書は、「ディナーで殺人を」(P.ヘイニング編/創元推理文庫)より、パトリシア・ハイスミスの「しっぺがえし」。風呂の外では「Xの悲劇」(E.クイーン著/鮎川信夫訳/創元推理文庫)。