「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2014/09/30

くしゃみ

今日も日差しが厳しく、暑い一日。夕方くらいから何やら背筋が寒く、しきりにくしゃみが出る。他のメンバにもくしゃみをしている人がいるので、オフィスの空気に何か刺激物が含まれているのか、または、(また)風邪が流行ろうとしているのか。

帰宅して風呂に入ってから夕食。ポテトサラダと鰤のあら煮で偽ビール。のち、かけうどん(茹で卵、葱)。私は基本的に蕎麦派なのだが、うどんもまたよし。食後にパイナップルを少々。

「魔都」(久生十蘭著/朝日文芸文庫)、「快楽としてのミステリー」(丸谷才一著/ちくま文庫)、「夏目漱石全集7」(夏目漱石著/ちくま文庫)より「思い出す事など」。

2014/09/29

「女の決闘」

湿度は低いが暑い一日。帰宅して風呂に入ってから夕食の支度。冷奴(生姜)、南瓜の煮付け、いくら丼、玉葱の味噌汁。

都筑道夫の「わが小説術」という文章に、太宰治の「女の決闘」という短篇について書かれていた。森鴎外が翻訳した「女の決闘」というドイツの短篇小説を引用紹介しながら自分の小説に書き変えてしまうというトリッキィなものらしい(つまり、「女の決闘」には原作、鴎外による翻訳、太宰治によるこの奇妙な作品の三つがある)。これは面白そうだと思い、早速読んでみた。

太宰治の「女の決闘」を駆け出しの時代に読んだ都筑道夫は、大発見をしたような気持ちになったとのことだが、さもありなん。まず、やたらにうまい。さらに、太宰治の怖るべき頭の良さ。目の良い人には分かり難い喩えになるが、知らぬ間に近視が進んでいたところに初めて眼鏡を誂えた時のような印象。頭の良い人の文章を読んだり、話を聞くと、こちらまで賢くなったように錯覚するものだが、その激しい例だろう。そして、間違いなく作品として面白い。

未読の方には一読をお薦めしたい。太宰治と言えば「走れメロス」か「人間失格」、生きていてもいいですか、いやこれは中島みゆきだったが、そういうものだと思っている人にこそ薦めたい。「女の決闘」が含まれている文庫本を買っても損はしないと思うが、電子書籍なら 青空文庫でもAmazon kindle でも無料で読める。


2014/09/28

日曜日

ヨーグルト、胡瓜の糠漬、いくら御飯、豆腐と葱の味噌汁、珈琲。かけうどん(茹で卵、葱)。鰤のあら煮、ポテトサラダ、御飯、落とし卵と葱の味噌汁。

「太宰治大全」(太宰治著/古典教養文庫)より「女の決闘」。「三重露出」(都筑道夫著/光文社文庫)、読了。「魔都」(久生十蘭著/朝日文芸文庫)。「夏目漱石全集7」(夏目漱石著/ちくま文庫)より「満韓ところどころ」。

2014/09/27

土曜日

ヨーグルト、珈琲、ナッツ、煎餅。キャベツとアンチョビのスパゲティーニ、赤ワインを一杯だけ。秋刀魚の塩焼に酢橘、南瓜の煮付け、御飯、じゃが芋と葱の味噌汁。食後にパイナップルを少々。

「夏目漱石全集7」(夏目漱石著/ちくま文庫)より「満韓ところどころ」。「三重露出」(都筑道夫著/光文社文庫)。久生十蘭「顎十郎捕物帳」より「捨公方」。

2014/09/26

クロウンモヘンマガン

今朝も早くから弁当を持ってはるばる立川の統数研へ。

統数研の隣りは極地研。昼休憩に周囲を散歩。東京タワーから引っ越してきたという樺太犬の像や、無造作に転がった黒雲母片麻岩や、空き地に放置された南極観測隊用のコンテナなど、マニア垂涎の見所が沢山。何マニアなのか定かではないが……

往復の車内で小栗虫太郎「黒死館殺人事件」を読了。


2014/09/25

立川は遠い

早起きして立川の統計数理研究所へ。公開講座の聴講のため。昔は都心の一等地にあったのに、こんな遠くに移っていたとは。おかげで、小栗虫太郎の「黒死館殺人事件」をかなり読み進めることができた。

立川駅は大きく賑やかだったが、そこからさらにモノレールで一駅だけ移動。モノレールの駅を降りると、まわりには何もなく、遠くに巨大な建物がごろんといくつか転がっている。やたらに見通しが良い。建物は裁判所と役所と研究所だった。昼食を用意してきてください、という事前の説明に従って正解だった。

夕方終了して、またはるばる自宅の最寄り駅まで帰ってきたところに豪雨。やむなく近くのステーキハウスに入って夕食。雨がおさまってから帰る。

2014/09/24

イクラ丼

帰宅して、まず風呂。湯船で「半七捕物帳(一)」(岡本綺堂著/光文社時代小説文庫)より「弁天娘」を読む。

夕食の支度。今日返ってきた定期健康診断の結果が良好だったことを祝してヱビスビール。キャベツと玉葱と人参と魚肉ソーセージのコールスロー、筋子をほぐして醤油漬けにしておいたイクラを使ってイクラ丼(焼き海苔、自家製の生姜の甘酢漬け
)、葱の味噌汁。

夜は、「黒死館殺人事件」(小栗虫太郎著/現代教養文庫) 、「夏目漱石全集7」(夏目漱石著/ちくま文庫)より「満韓ところどころ」、など。

2014/09/23

火曜日(祝)

ヨーグルト、珈琲、納豆(葱)、目刺し、瓜の浅漬、御飯、葱の味噌汁。キャベツと玉葱と人参のコールスロー、レトルトのチキンカレー。秋鮭のムニエル、いくら御飯、キャベツの味噌汁、パイナップルを少々。

「半七捕物帳(一)」(岡本綺堂著/光文社時代小説文庫) 。「黒死館殺人事件」(小栗虫太郎著/現代教養文庫) 。「夏目漱石全集7」(夏目漱石著/ちくま文庫)より「満韓ところどころ」。

2014/09/22

「法界坊」

先日届いた母からの手紙に「これでたまには良いものでも食べなさい」と金一封されていて、なるほど毎日漬物と目刺しではいけない、と思い立ち、歌舞伎座へ。三越で冷酒を一合と握り鮨の折詰を買い、飲み食いしながら昼の部を観劇。

「鬼一法眼三略巻」と「隅田川続俤」より「法界坊」。やはり見所は「法界坊」の最後の踊り「双面水照月」か。「長谷川平蔵であーる」の鬼平こと吉右衛門が花も蕾の娘役に化けて振袖で踊るのが、妖怪変化どうこうよりも、単純に怖い。

ちなみに、野分姫と法界坊の霊がおくみの形をとった、というややこしい設定で、吉右衛門に女の台詞があるのだが、見事な女形の声でびっくりした。まさかそんなはずはないので、すぐ気付いたのだが、野分姫を演じた児太郎本人が黒衣として後ろについてアテレコの要領で代わりに声を出すのである。「付け声」と言うらしい。初めて見た。

2014/09/21

日曜日

珈琲、ヨーグルト、焼き芋(鳴門金時)。アンチョビとキャベツのスパゲティーニ。卵と玉葱と魚肉ソーセージの炒めもの、冷奴(葱、生姜)、御飯、葱の味噌汁、パイナップル。

「半七捕物帳(一)」(岡本綺堂著/光文社時代小説文庫)。「九尾の猫」(E.クイーン著/大庭忠男訳/ハヤカワ・ミステリ文庫) 。「夏目漱石全集7」(夏目漱石著/ちくま文庫)より「満韓ところどころ」。

2014/09/20

土曜日

珈琲、ヨーグルト、キウイ。天麩羅定食。焼き芋。冷奴(生姜、葱)、ベーコンエッグ、御飯、キャベツの味噌汁。

「半七捕物帳(一)」(岡本綺堂著/光文社時代小説文庫)。「ゲスリン最後の事件」(P.マクドナルド著/真野明裕訳/創元推理文庫)。

2014/09/19

彼岸まで

今日も涼しい。明日は秋彼岸の入り。暑さ寒さも彼岸まで、の言葉は近頃の亜熱帯化した日本でもまだ成立しているようだ。

夕方から出先でミーティングがあり、終了後そのまま帰宅。風呂に入って、湯船で「半七捕物帳(一)」(岡本綺堂著/光文社時代小説文庫)より「勘平の死」を読む。しんみりするねえ。

来週の月曜日は休みにしているので、明日から四連休。私の縦夏休みの最後の週末。夏は知らぬ間に過ぎ去っておりました。

2014/09/18

九日間の不思議

ようやく涼しくなってきたようだ。

夕方退社して、近所の洋食屋でステーキと黒ビールの夕食をとってから帰宅。風呂に入って、湯船で「半七捕物帳(一)」(岡本綺堂著/光文社時代小説文庫)より「お文の魂」を読む。

昨夜、都筑道夫のエッセイを読んでいたら、日本では「人の噂も七十五日」だが英語では "a nine days' wonder" と言って九日間で忘れ去られるらしい、というようなことが書いてあった。齋藤秀三郎「熟語本位英和中辭典」を参照すると確かに、 "It was a nine days' wonder" 人の噂も七十五日(に相當)、と書いてある。また、新しい辞書を引いてみると、"ninety-day", "thirty-day", "one-day" なども同様の意味で使われるようだ。

と言うことは、エラリイ・クイーンの「十日間の不思議」はこの言葉のもじりだったのだ。一つ賢くなったなあ。

2014/09/17

牧水忌

ようやく少しは涼しくなってきたようだが、「白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけれ」にはまだちょっと早いの感。

夕方退社して帰宅。風呂に入ってから夕食の支度。鶏胸肉の湯煎、五目豆で冷酒を五勺。瓜の浅漬、卵かけ御飯、豆腐の味噌汁。食後にキウィを一つ。

夜の読書は、「猫の舌に釘をうて」(都筑道夫著/講談社文庫)、「夏目漱石全集7」(夏目漱石著/ちくま文庫)より「行人」を読み終えて「満韓ところどころ」へ。漱石による満州と韓国の旅行記。

2014/09/16

「猫の舌に釘をうて」

今日も暑い。しかも地震。

夕方退社。帰宅して風呂に入ってから夕食の支度。鰤の照り焼きに紅生姜、小松菜の胡麻和え、高野豆腐、御飯、豆腐と葱の味噌汁。

夜の読書は「猫の舌に釘をうて」(都筑道夫著/講談社文庫)など。この前、「黄色い部屋はいかに改装されたか?」(都筑道夫著/晶文社)を読み返したのをきっかけに都筑道夫の「物部太郎」三部作を再読し、さらにその余勢で。

「猫の舌に釘をうて」は一人称の主人公が探偵で犯人で被害者でもあるという離れ業に挑戦したもの。先行するジャプリゾの「シンデレラの罠」のキャッチフレーズと同じ趣向だが、あちらは単なる記憶喪失。おそらく都筑道夫はそこに不満を感じて、「探偵=犯人=被害者」をどう自然に実現するか、という問題に読み変えたのだろう。

2014/09/15

月曜日(祝)

ヨーグルト、珈琲、納豆(葱)、目刺し、茄子の糠漬、御飯、じゃが芋と葱の味噌汁。レトルトカレー、ポテトサラダ、赤ワイン一杯。鰤の塩焼、五目豆、高野豆腐、御飯、獅子唐の味噌汁。

「迷路」(P.マクドナルド著/田村義進訳/ハヤカワ・ミステリ 1687) 、読了。「猫の舌に釘をうて」(都筑道夫著/講談社文庫)。「夏目漱石全集7」(夏目漱石著/ちくま文庫)より「行人」。

2014/09/14

日曜日

ヨーグルト、キウイ、ナッツ、珈琲。しめじとベーコンのアーリオオーリオ。ポテトサラダ、鶏胸肉の湯煎、筑前煮、小松菜の胡麻和え、御飯、獅子唐の味噌汁。

「朱漆の壁に血がしたたる」(都筑道夫著/角川文庫)。「夏目漱石全集7」(夏目漱石著/ちくま文庫)より「行人」。

2014/09/13

土曜日

ヨーグルト、キウィ、珈琲。ポテトサラダ、ビール、母の手製の海苔巻と稲荷寿司と紅生姜、落とし卵の澄まし汁。五目豆と鶏胸肉の湯煎で冷酒を五勺、海苔巻と稲荷寿司と紅生姜の残り、しめじの味噌汁。

「意思決定理論入門」(I.ギルボア著/川越敏司・佐々木俊一郎訳/NTT出版)。「鑢 — 名探偵ゲスリン登場」(P.マクドナルド著/吉田誠一訳/創元推理文庫)。

2014/09/12

六人の名探偵

昼休憩に古本屋の均一棚で「知られざる名探偵物語」(J.シモンズ著/宇野利泰訳/ハヤカワ・ミステリ文庫)を買う。ジュリアン・シモンズが架空インタビューや贋作や研究論文風など色々な趣向を凝らして名探偵六人の「伝記」を描いたもの。

その六人は、シャーロック・ホームズ、ミス・マープル、ネロ・ウルフ、エラリイ・クイーン、メグレ警視、エルキュール・ポアロ、フィリップ・マーロウ。こういったお遊びをするのに十分な資料(作品)があって、かつ万人に受け入れられそうな選択となると、やはりこの六人かなという感じ。日本では何故か、ネロ・ウルフの影が薄いようだが。

帰宅してまず風呂。湯船で「知られざる名探偵物語」より、中年になったアーチー・グッドウィンとの架空インタビュー「その後のネロ・ウルフ」を読む。

湯上がりに、鶏胸肉の冷製とポテトサラダでエールを1パイント。のち、タイ風レッドカレー。ヨーグルト。

2014/09/11

マクドナルド

豪雨は過ぎ去ったが、時折、小雨が降る曇り空の一日。昼休憩の古本屋巡りで、「迷路」(P.マクドナルド著/田村義進訳/ハヤカワ・ミステリ 1687)と「鑢 — 名探偵ゲスリン登場」(P.マクドナルド著/吉田誠一訳/創元推理文庫)を買った。

この分野には、フィリップ・マクドナルド、ロス・マクドナルド、ジョン・D・マクドナルドと、沢山マクドナルド氏がいるのだが、どれも面白いので「マクドナルドにハズレなし」という格言を考えてみた。「味なことやるマクドナルド」でもいいかも。

帰宅して風呂に入ってから夕食の支度。鶏肉と卵と葱の黒酢冷やし麺、出来合いの焼き餃子、赤ワインを少々。食後にキウィを一つ。

夜の読書は「最長不倒距離」(都筑道夫著/光文社文庫) 、「夏目漱石全集7」(夏目漱石著/ちくま文庫)より「行人」。

2014/09/10

大雨警報

夕方激しい雨。帰り道の途中で降り込められて、三十分ほど雨宿り。夕立と言うよりは、台風のような猛烈な雨だった。ただの大雨警報だけではなくて記録的短時間大雨情報というものが出ていたようだ。そんなものがあったのだなあ。

帰宅。風呂に入って、雨に濡れた身体を温める。ちょっと風邪気味のような……。夕食の支度。だし巻き卵、蒸し鶏と紫玉葱の和えもの、御飯、豆腐と葱の味噌汁。パイナップルを少々。

夜はちょっと現象学の勉強をしたり、「最長不倒距離」(都筑道夫著/光文社文庫) や「夏目漱石全集7」(夏目漱石著/ちくま文庫)より「行人」を読んだり。

2014/09/09

茄子の焼き浸し

朝夕はずいぶん涼しくなってきたが、まだまだ日中は日差しが厳しい。一ヶ月ぶりくらいに湿度が 50% を下回ったとかで、それほど不快でないことが救い。

メインPCのトラブルのため、自宅から毎日 MacBookAir を持ってきて、モニタに接続してメインマシンとして使い、また家に持って帰る、という方針でしのぐ。画面をロックする方法が分からず、ネットで検索したりしている状態だが、段々と慣れては来ている。

夕方退社。帰宅して風呂に入ってから夕食の支度。茄子の焼き浸し、蒸し鶏にマヨネーズソース、冷奴(葱、生姜)、御飯。食後に珈琲とパイナップル。

夜の読書は「最長不倒距離」(都筑道夫著/光文社文庫) 、「夏目漱石全集7」(夏目漱石著/ちくま文庫)より「行人」。

2014/09/08

月曜日(休)

ヨーグルト、納豆(葱)、目刺し、茄子の糠漬、御飯、豆腐と葱の味噌汁、珈琲。出来合いの焼き餃子、ビール、パイナップル。蒸し鶏、キャベツとベーコンの炒めもの、御飯、しめじと葱の味噌汁。

「意思決定理論入門」(I.ギルボア著/川越敏司・佐々木俊一郎訳/NTT出版)。"Too Many Women" (R.Stout 著/ Fontana).「女郎蜘蛛」(P.クェンティン著/白須清美訳/創元推理文庫)。「夏目漱石全集7」(夏目漱石著/ちくま文庫)より「行人」。

2014/09/07

日曜日

珈琲、ヨーグルト。卵と長葱の炒飯、出来合いの焼き餃子、葱のスープ。蒸し鶏、紫玉葱のスライスに胡麻油と黒酢のドレッシング、御飯、チキンスープ、パイナップルを少々。

"Too Many Women" (R.Stout 著/ Fontana).「七十五羽の烏」(都筑道夫著/光文社文庫)。「黄色い部屋はいかに改装されたか?」(都筑道夫著/晶文社)。「彼岸過迄」を読み終えて、次は「夏目漱石全集7」(夏目漱石著/ちくま文庫)より「行人」。

2014/09/06

土曜日

珈琲、ヨーグルト。グリーンサラダ、ピザ(マルゲリータ)、珈琲。初秋刀魚の塩焼き、冷奴(葱)、卵かけ御飯、しめじと葱の味噌汁。

"Too Many Women" (R.Stout 著/ Fontana).「七十五羽の烏」(都筑道夫著/光文社文庫)。「黄色い部屋はいかに改装されたか?」(都筑道夫著/晶文社)。「夏目漱石全集6」(夏目漱石著/ちくま文庫)より「彼岸過迄」。

2014/09/05

煮麺

暑くて湿度が高くて、たまらない。まだ秋にならないのだろうか。冷蔵庫の中の都合で今日は弁当作りを休んだので、昼食は近所でメンチカツカレー。昼休憩に古本屋で「女郎蜘蛛」(P.クェンティン著/白須清美訳/創元推理文庫)を買った。

帰宅して風呂に入ってから、夕食の支度。昼食が重かったので、夜はあっさり。秋鮭の塩焼でビールののち、煮麺(長葱、卵)。

夜は「七十五羽の烏」(都筑道夫著/光文社文庫)、「夏目漱石全集6」(夏目漱石著/ちくま文庫)より「彼岸過迄」。

2014/09/04

焼き餃子にビール

今日も夏ではないが秋でもない、不安定な天気。メンバの三人が風邪で倒れ、二人がイベントに出席しているので、オフィスもひっそり気味。

ふと思い立って、仕事に使っているメインマシンの OS のメジャーアップデートをしたら謎のトラブルが多重発生。同僚の unix ハッカーの手を借りても修復の目処が立たず、結局、見棄てることに。再インストールするにせよ何にせよ手間がかかるので、今日は懸案の論文の解読にとりかかることにする。でも明日からどうしよう。

夕方退社して、歩いて帰る。焼き餃子をお土産に買って帰宅。風呂に入ってから、湯上がりのビールと黒酢で焼き餃子。うまい。やはり夏はこれだ。秋が来る前にもう一度これをしておきたかった。

夜は「七十五羽の烏」(都筑道夫著/光文社文庫)、「夏目漱石全集6」(夏目漱石著/ちくま文庫)より「彼岸過迄」。

2014/09/03

レバニラ定食

今日も気温は低めで朝夕は肌寒いほどだが、日差しは夏の厳しさ。季節の変わり目のせいか、オフィスでは風邪がはやっている。午後は定期健康診断。待ち時間の読書は "Too Many Women" (R.Stout 著 / Fontana). 血を抜かれたあと、ふらふらしながら中華料理屋でレバニラ定食の遅い昼食をとり、オフィスに戻る。

夕方退社。帰宅してまず風呂。湯上がりにビールと、昨日の残りのケチャップ入り豚肉生姜焼きとキャベツ千切り。きっとこれが抜かれた血の補充になるに違いない。

夜の読書は「七十五羽の烏」(都筑道夫著/光文社文庫)、「夏目漱石全集6」(夏目漱石著/ちくま文庫)より「彼岸過迄」。

2014/09/02

外国語で電話すること

かなり涼しくなってきたが油断はできない。最高気温 30 度以上の日が先にいくらでもあるようだ。

昔、サバティカルでイギリスに外留することになったとき、向こうで小切手を使うために、英国領にある銀行に口座を作った。そのままほぼ放置していたのだが、久しぶりに使ったらトラブル発生。私は英語も、電話も、口頭での問題解決も苦手なのに、外国の銀行に電話をかけてトラブルを解決するという三重の苦しみを受けることになった。

現地時間で週明け朝一番、すなわち昨日の夕方に電話を入れたのだが、週末からずっとそれがストレスで、電話をかける前に一杯引っかける必要があったくらい。結局、何とか解決できた(ようだ)が、終わった時には脇腹の辺りに冷や汗がたまっていた。そしてその後がっくりと膝をついて、「俺……ダメダメだ、やっぱり……」と深く反省した。明日から英単語ノートをつけることから始めるよ……くらいの感じで。

外国語で何が難しいと言って、電話で用を足すことほど難しいことはない。コミュニケーションの意外なほど多くの部分を、表情や身振り手振り、その時その場の状況が占めているのだ。私の経験によれば、フランス語しか話せないフランス人相手でも対面ならば関西弁で大抵のことは通じる。だから、「英会話が苦手」だと思っている人は「会話が苦手」なだけかも知れず、「英会話が得意」と自認している人もそういう事情を承知しているだけかも知れない。電話で覚める夢みたいなものだが。

2014/09/01

月曜日(休)

珈琲、ヨーグルト、パイナップル。納豆(大葉)、目刺し、胡瓜の糠漬、御飯、長葱の味噌汁。冷奴、秋鮭の塩焼、卵かけ御飯、豆腐と長葱の味噌汁。

"Too Many Women" (R.Stout 著/ Fontana).「夏目漱石全集6」(夏目漱石著/ちくま文庫)より「彼岸過迄」。