「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2013/06/03

手なり

梅雨入りしたという割には、爽やかな晴天が続く。 珈琲、パイナップル入りのヨーグルトののち、 納豆定食の朝食をとり、お弁当を作って出勤。

月曜日らしく調子が出ず、低空飛行。 昼休憩に古本屋で 「贋食物誌」(吉行淳之介著/新潮文庫)を二百円で買った。 午後も、流し打ちというか、手なりというか、 何も考えずにあふれた牌を捨てて行ったらリーチのみ千点で何とか上がれた、 という感じ。取り敢えず、成果はあったからいいか、と、夕方早めに退社。

帰宅してお風呂に入ってから、夕食の支度。 子持ちくろがしらを今日は梅干しを入れてあっさり煮て、 他に、冷奴(大葉と茗荷)、卵かけ御飯(しらすに自家製ポンズ、大葉)、 豆腐と浅葱の味噌汁。 食後に薄めの珈琲と、いただきもののドライフルーツ入りパウンドケーキを一切れ。

ちなみに麻雀用語の「手なり」は、茶道から来ているらしく、 そもそもは、お点前がまったく自然で無理がない、 という一種の理想を表す言葉のようだ。 ひょっとしたら麻雀でも、 牌の流れに逆らうことなく、あくまで自然に無理なく、 無為自然に、実が熟して枝から落ちるが如く、 風の吹くが如く、上がるべくして上がる、という名人の境地に逹した理想の雀風(?) を表しているのかも知れない。 何か手を作ろう、何か仕事をしでかそう、 と思っているようでは、まだまだじゃな……的な。