なんとか八時間程度の睡眠時間で、五時半に起きられたのだが、すると今度は日中に眠くてしやうがない。夜に十時間寢て晝に二時間ほど寢れば調子が良いのだが、それでは普通の勤め人の生活が出來ない。悩ましいところだ。夕方から親会社の関連深い部署の全体会議があつたので、歸宅がかなり遅くなつた。外は冷たい小雨。
風呂は後にして、まず晩酌。ぬる燗を五勺、小松菜のおひたしにちりめんじやこ。續けて、鰻と牛蒡の柳川風鍋。身体があたたまつたところで、蕎麦を茹で、鍋に殘つただしにつけて食す。山椒もまたよし。
この後、風呂に入つてから、バベルの図書館」(J.L.ボルヘス編纂・序文 / 国書刊行会)よりカゾット「悪魔の恋」の巻など讀みながら就寢の予定。