祝日と土曜日の谷間の金曜日出勤。眠くてしやうがない。急に気温が下がつて來たせゐで、身体がその変化について行けないのか、または身体が冬眠しようとしてゐるのかも。兎に角、体力はさておき、知力と気力が大いに減退してゐるので何とかせねば。
夕方いつもと同じ時間に退社。歸りの車中の讀書は今日から、「真夜中への挨拶」(R.ヒル著/松下祥子訳/ハヤカワ・ミステリ 1782)。歸宅して風呂に入つてから夕食の支度。湯豆腐でペール・エール。湯豆腐はいい。のち、子母沢寛流のうどんすきに展開。脂身の多い豚肉を鍋に煮立てておいて、しやぶしやぶの要領でうどんをくぐらせ、たれにつけて食べる。たれは醤油と味醂を昆布だしで適当にのばしたもの。味醂を強めに効かせた方がうまい。
夜は「バベルの図書館」(J.L.ボルヘス編纂・序文 / 国書刊行会)よりスティーヴンソンの巻「声たちの島」(高松雄一・高松禎子訳)など。