今日も春のよう。いや、もう春。
昼休みに料理専門の古書店で「最後の晩餐の作り方」(J.ランチェスター著/小梨直訳/新潮社)と、中国料理関係の資料などを買う。「最後の晩餐…」は文庫本で持っていたはずなのだが、書庫に見当らないので、クレストブックスの方を買い直すことにしたもの。
なかなか面白いスノッブな小説で、巻頭にバートランド・ラッセルの私信から「そのドイツ人技師がなんとも困った男でしてね。『この部屋にサイはいない』と私がいくら言っても、認めようとしないのですよ」という言葉が引かれているのだが、このドイツ人はもちろんヴィトゲンシュタインのことだろう。
定例のミーティングのあと、夕方退社して帰宅。風呂に入ってから夕食の支度。今日のメインはケチャップ入りの豚肉生姜焼き。夜は「陸橋殺人事件」(R.A.ノックス著/宇野利泰訳/創元推理文庫)を読んだり。