「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2014/03/18

「ザディーグ」と「薔薇の名前」

また温かい朝。今日の東京は気温が二十度くらいまで上がるらしい。いつもの和定食の朝食をとり、適当に弁当を詰めて出勤。

急に温かくなったので若干ぼんやり気味にお仕事。昼食は持参の弁当。豚肉と春キャベツの醤油炒め、梅干し、御飯。昼休憩の間に、「カンディード 他五篇」(ヴォルテール著/植田祐次訳/岩波文庫)より「ザディーグまたは運命」を読み終えた。「ザディーグ」は第三章のエピソードから史上初の探偵小説とされている、というところに興味を持って。なるほど、エーコの「薔薇の名前」で主人公が馬の推理をするのは「ザディーグ」の引用なのだな。

午後は定例のミーティング。夕方退社。外は手袋や襟巻がいらないくらい温かい。流石、二十度。帰宅して、まず風呂。湯船で「コスモポリタンズ」(W.S.モーム著/龍口直太郎訳/ちくま文庫)より「店じまい」と「約束」を読んだ。

夕食の支度。御飯を炊く間に、油揚げに葱を詰めて網で焼き、白ワインを一杯だけ。のち、菠薐草のひたし、しらす大根おろし、長芋のとろろ汁、御飯。