急激に気温が下がり、体調もよろしくない。十時間近く寝てしまったせいかも知れないが。自宅で好きな時できる内職の類ならいいが、もうそろそろ働きに出るのは無理なんじゃないかなあ、と思いつつ、珈琲、ヨーグルト、苺を少々と蜜柑一つの簡単な朝食。
洗濯をしてから、朝風呂。湯船で「オパールは死の切り札」(R.コンドン著/後藤安彦訳/ハヤカワ文庫)のつづきを読む。早めの昼食は、菜の花のサラダ、カルボナーラ、リースリングを一杯だけ。食後に珈琲。
午後は家事のあれこれの合間に、足先を猫で温めながら「味の美学」(R.J.クールティーヌ著/黒木義典訳/文庫クセジュ)を読んだり。夕方には雨が降り出した。気温も朝から低空飛行。
夕食の支度。御飯を炊いている間に、湯豆腐で冷や酒を五尺ほど。のち、豚肉のマスタードソース和え、菜の花のおひたし、大根の味噌汁。「オパールは死の切り札」、読了。前作「ワインは死の香り」よりは少し落ちるが、面白かった。こういうスノッブで馬鹿馬鹿しい小説が、あと二つ三つでも書かれたならば、世の中はずっと良い場所になるのだろうが。