目が覚めるともう 9 時近く。 ああ、また 10 時間ほども寝てしまった。 もう遅いので朝食は珈琲、ヨーグルト、林檎、焼き芋で簡単に。 朝風呂に入って、湯船で 「わたしの献立日記」(沢村貞子著/中公文庫) を読む。 「今日(こんにち)さま」という言葉が出て来て、 一瞬なんのことかな、と思ったが、 どうやら「お天道さま」のことらしい。
昼食はありあわせのもので適当に済ませ、 午後は料理の仕込みなどの家事と、読書。 沢山送っていただいた酢橘が使い切れない内に古くなりそうなので、 残りの 10 個ほどをポン酢にする。 他には瓢箪南瓜を茹でたり、鯖を〆たり。 読書は「相田家のグッドバイ」(森博嗣著/幻冬舎)。読了。 私もそろそろ親が亡くなってもおかしくない歳なので、しんみり。 相田家の主人公や父上のような人が千人に一人ではなくて、 せめて百人に一人でもいてくれれば、 世間は随分と住み易くなるのだが。
夕食のメインは、ソーセージと酢キャベツの煮込みの残りで作ったカレー。 どうなることやらと思ったが、意外と美味しい。 確かにカレーライスではあるのだが、 酸味が効いてさっぱりとしていて、今までに食べたことのない謎めいた味わい。 ドイツ風カレー? これは新たな料理を発明してしまったかも知れない。 神保町でカレー屋を始めるかな……