糠雨の降る朝。傘を差さずに出勤。 今朝もオフィスに一番乗り。 とは言え、大抵の場合、帰るのも一番(しかも圧倒的に)早い。 最近の私は、明るくなると目が覚めるし、暗くなると眠くなるので、 自然にこうなってしまう。
昼食は持参のお弁当。 古書店の岩波文庫割引セールにて、 「摘録 断腸亭日乗」(永井荷風著/磯田光一編/岩波文庫) の上下巻をあわせて 472 円で買い、 珈琲屋にて珈琲豆を買うついでに、「断腸亭日乗」を読みながら一服。 雨も止み、昼頃には日差しが眩しいほどの好天。 スーパーでベルギーのチョコレートを買ってオフィスに戻る。 夕方、退社して帰宅。
あっと言う間に冷え込んできて、冬支度をしなければならない。 「衣類のこと男の身一つにては不自由かぎりなく、 季節の変目ごとに衣を更るたびたび腹立ただしくなりて人を怨むことあり。 されど平常気随気儘の身を思返して聊か慰めとなす。」 (「断腸亭日乗」より)