「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2012/08/31

「食卓は人を詩人にする」

今日も暑いよ…… 居間の冷房を入れると、猫がどこからともなく現れて、 涼風があたるのだろう辺りに寝転がる。あるいは「猫ろがる」。 この夏、百回くらいは見た風景。 寝坊したので、簡単な朝食をとって、素早くお弁当を詰め、 熱風の中へと出動。

午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。塩鮭、隠元の和え物、湯葉入りふりかけ、梅干し、御飯。 昼休憩に古書店で 「食卓は人を詩人にする」(山縣弘幸著/潮出版社) を買う。 夕方退社。暑い。

近所のベルギービール屋にて夕食。 おともに「食卓は人を詩人にする」。 最初の「野菜篇」はグウルモンの詩で始まっている。 「シモオン、八月の庭は / 豊かに香く匂つてゐる。/ 庭には大根と蕪と / 茄子と砂糖大根がある、/ さうして青いさらだに交つて / 病人に食させる萵苣がある、/ その彼方にはきゃべつの群集。/ 私たちの庭は豊で美しい。」 ルミ・ド・グウルモン、堀口大學譯、か…… この「八月」っていうのは現代日本の都会の八月ではないようだ。

あすぱらがすはだんてるを着こみ
珊瑚珠のやうな實を育ててゐる。
つつましい處女の金蓮花は
蔓垣にお寺の繪障子をつくる。
さうして怠け者の南瓜は
暖い日向に頬をふくらます。
百里香と茴香草とが匂つて
私たちの庭は見事で呑氣だ。

(ルミ・ド・グウルモン、堀口大學譯)

2012/08/30

緑色パスタ

今日も朝から暑い。 ねこが床に横倒しになって器から水を飲んでいる。 いつもの納豆定食の朝食のあと、適当にお弁当を詰めて出動。 激しい光線の中へ。

出社してお仕事。昼食は持参のお弁当。 塩鮭、隠元の和え物、茄子の糠漬、梅干し、御飯。 夕方退社して、また熱波の中を帰る。 この蒸し暑さは一体なにごと……。 最近、ほんとうに、心の底から実感として、 ショーペンハウアの哲学が理解できてきたような気がする。

帰宅して、お風呂に入ってから夕食の支度。 じゃが芋の冷たいスープ。 いただきもののお手製ペスト・ジェノヴェーゼを使って、 茄子としめじの緑色スパゲティーニ。 食後に梨を一つ。 夜の読書は「日本の税金 新版」(三木義一著/岩波新書)など。

2012/08/29

北の理念

今日も朝から、激しい日差し。 居間の冷房を入れるなり、猫がどこからともなく現れて、 床の一番冷える場所に横倒しになる。 水曜日はお弁当作りを休む日なので、少しゆっくりしてから、 出勤。激しい熱光線の中をクロールして行く。

出社して主に統計仕事。 昼食は近所のカレー屋さんにて、メンチカツカレー。 夕方、退社して、陽炎の立つ道路をクロールして帰宅。 まだある程度は若いからいいものの、 あと十年くらいしたら、蒸し暑さが原因で自殺しかねないと思う。 その前に何とか、高地か寒冷地に引っ越す計画を実行せねば。 このプロジェクトのコードネームは "G.G." と決めているが、 引っ越し先として必ずしもカナダを想定しているわけではない。

まずはお風呂に入り、そのあと夕食の支度。 冷たい高野豆腐、油揚げの刻み葱詰め焼きで冷酒を一合。 昨日と同じだが、どちらも好物なので問題ない。そのあと、 蒸し鶏と葱と炒り卵の冷たいチリソース素麺。 この自家製チリソースによるチリソース麺は 「暮しの手帖」(2012年夏号)のレシピのアレンジで、最近のお気に入り。 夜の読書は "Winter House"(C.O'connell著/ Berkley Novel) など。

2012/08/28

高野豆腐と卵

目覚めたら、外は今日もかんかん照りだ。 気象情報によれば今日の最低気温は 28 度。 珈琲、自作の巨峰ジャム、ヨーグルトののち、 納豆(大葉)、胡瓜の糠漬、しめじと長葱と油揚げの味噌汁、御飯の朝食。 お弁当を詰めて出勤。ばてばて。 明日も明後日も明々後日も最低気温は27度。 今週を乗り切れるのだろうか……。 多分これから日本人は、高温に平気なタイプが自然選択されると思う。 それがまさしく「進化」と言うものだ。

昼食は持参のお弁当。塩鮭、隠元の和え物、梅干し、御飯。 近くの銀行で、半泣きになりながら住民税を払う。 三ヶ月分をまとめて自分で払うのは、自動的に毎月天引きされるより、 遥かに精神的ダメージが大きい。 午後は定例のミーティングなど。 夕方退社。 お湯のような空気をかきわけて帰宅。

まず、お風呂。 湯船の読書は 「『ユリシーズ』の謎を歩く」(結城英雄訳/集英社)。 夕食の支度。 冷たい高野豆腐に温泉卵で、冷酒を五勺ほど。 子供の頃から高野豆腐と卵の料理が好きだった。 年寄臭い趣味だったが、今や初老を迎えたので、しっくりくる。 温かく卵とじでもよし、冷製にもなおよし。 さらに、油揚げに醤油と一味で和えた刻み葱を詰めて網で焼き、残りの酒の肴にする。 最後は、素麺に蒸し鶏とさらした長葱をのせて酢橘をしぼった。

2012/08/27

料理の写真

寝坊。 ぼうっとしながら気象情報を見て、ブルーな気持ちになる。 慌てて手抜きの朝食をとり、お弁当を詰めて出勤。 今日も激しく蒸し暑い。 いつまで続くの、最低気温 27 度。 いつもよりかなり遅れて出社。ばてばて。 一日、統計処理的なお仕事。 昼食は持参のお弁当。塩鮭、隠元の和え物、湯葉ふりかけ、梅干し、御飯。

昼休みに新刊書店で、 最近復刊された「石井好子のヨーロッパ家庭料理」(石井好子著/河出書房新社) を買う。写真がいい感じ。 今では「暮しの手帖」と「四季の味」くらいにしか残っていないタイプ。 最近、料理の写真は、本や雑誌の写真も、blog や SNS に個人が投稿している写真も、 ものすごく綺麗でお洒落だ。 しかし、だからと言って、料理が良くなったわけでも、美味しくなったわけでもない。 どの写真も、ファストフード店のポスターみたいだ。 そう思うせいだろうか、それとも私がへそ曲がりなせいだろうか、 むしろ美味しそうに撮れていない写真が、まっとうな料理らしくて美味しそうに見える。

夕方退社して、お湯のような空気の中を泳いで帰る。 帰宅して夕食の支度。 御飯を炊いて、蒸し鶏に自家製のポン酢、隠元の和え物、冷奴(茗荷、大葉)、 油揚げとしめじと長葱の味噌汁、御飯。 お風呂に入って、湯上がりに梨を一つ。

2012/08/26

秋の味

9 時近くまで寝てしまった。 今日も外は蒸し暑そうだ。いつまで続くのだろう。 洗濯などの家事のあと、朝風呂。

早めの昼食はカレーライス。茹で卵トッピング。 しばらく昼寝……と思ったら、三時過ぎまで寝てしまった。 掃除機がけなどの家事。 夕方、少しは涼しくなっただろう頃に、買い出しに行く。

帰宅して、夕食の支度。 冷奴(茗荷、生姜、酢橘)、隠元の和え物、あさ牛蒡で、 「秋味」ビール。 気持ちだけは秋の方向に向けているのだが、 窓の外には秋の気配などさらさらない。 そのあと、胡瓜と茄子の糠漬、湯葉とピーマンの味噌汁、御飯。

2012/08/25

フィードバック

簡単な朝食のあと、東京駅へ。 Revuz-Yor 本の勉強会の見学のち、 9 月からの勉強会テーマ決めに参加。

ついでに、 A 堀先生の usaggr がクラッシュして立ち上がらなくなっていたのを、直してくる。 と言っても、これは既知のバグで、再インストールするだけで直る。 (既に App Store に提出して審査待ち中のマイナバージョンアップで、 原因のバグ自体も修正されます。) 無料アプリは、 何か不都合や不具合があっても、ほとんどの場合、 ユーザは単に使わなくなるだけで特に何もしてくれない。 ユーザからどうやって情報を得て、どう返すのか、難しい問題だ。

そのあと、メンバたちと一緒に近くのレストランで昼食。 名刺交換など、クオンツ方面に地味な営業活動。 観察していると、意外と(?) android ユーザが多いんだなあ。 のち、炎天下を帰る。この蒸し暑さはいつまで続くのだろう。 帰宅して、二時間ほど昼寝。起きたらもう夕方。

夕食の支度。 獅子唐とじゃこの炒め煮、あさ牛蒡、筍しぐれ、卵かけ御飯、 切干し大根と麩の味噌汁。 夏バテ気味の晩夏の夜、静かに読書など。

2012/08/24

変人万歳

何とか週末にたどりついた……けれども、蒸し暑さでバテバテ。 こういうときこそ、きちんと朝食をとらねば、と思い、 御飯を炊いて、納豆、ちりめんじゃこに二杯酢、茄子の糠漬、獅子唐と茗荷の味噌汁、御飯。 NHK-FM のグールド特集の最終日に癒される。やはり変人はいい。変人万歳。 グールドのバッハを聞きながら、ミルの「自由論」を読み返したい。 でも、まずは仕事だ。お弁当を作って出勤。

python と R の使い捨てスクリプトを書きまくる一日。 昼食は持参のお弁当。 鶏笹身の梅肉和え、獅子唐とじゃこの炒め煮、筍しぐれ、あさ牛蒡、御飯。 午後も同じ調子で過して、夕方退社。 身体が弱ってきているらしく、舌が少し腫れているような感じ。 夕食を作る体力がなさそうなので、近所のカレー屋さんで夕食。

2012/08/23

白うさぎ、ブレイク!

8時過ぎまで寝てしまった。 慌てて朝食をとって、お弁当を詰めて出勤。 昨日も今日も明日も高温注意報。

午前、午後とお仕事。やはり低調。夏バテと言い訳したい。 でも、そうも言っていられないので、ぼちぼちとエンジンをかける。 昼食は持参のお弁当。 鶏砂肝の大蒜炒め、獅子唐とじゃこの炒め煮、筍しぐれ、あさ牛蒡、御飯に梅干し。 夕方、退社。外は今日もお湯のよう。 帰宅して夕食の支度。 鶏砂肝の大蒜炒めで冷酒を五勺。 焼き茄子に生姜醤油、素麺(生姜、茗荷、山葵)。

先週、app store にデビューした usaggr(うさがー) が、まさかのブレイク。 カテゴリ別(無料)でトップ10入り、全アプリ(無料)でトップ100入り。 つい先日のミーティングで、しばらくは宣伝などをせずに(お金もないし)、 少しずつフィードバックを得ながら品質を高めて行こう、と相談したばかりだったのだが。 弊社のうさがーチームの若者たちは謙虚なのか、 急上昇するグラフを見ながらも、 「優しい人が沢山いてくれて嬉しいぴょん……」的なムード。 いや、もっと自信を持っていいと思うよ、けっこうすごいよ。

とりあえず、沢山の人に試していただいたことで、 ご要望やバグ報告など貴重な情報が寄せられている。 何せ小さな小さな会社ですので、急に華麗なヴァージョンアップをしたり、多面展開したりは無理です。 とは言え、小さなことからこつこつと。 皆さんの手元で、便利に、愛らしく、活躍できる白うさぎになりますように。

2012/08/22

逆営業

今朝もかんかん照り。 今週の唯一の癒しである、ラジオのG.グールド特集を聞きながらの朝食。 今日は水曜日でお弁当作りは休みなので、 比較的ゆっくりしてから出勤。 昨日も今日も明日も高温注意報。

夏バテ気味の今週、細々とした雑用や私用を集中的にこなす日。 昼食は近所のカレー屋さんにて。 昼休みついでに最寄りの店に行き、 携帯電話を iPhone に機種変更する(これもかなり前からの懸案だった)。 私は弊社で唯一 iPhone を持っていないメンバだったのだが、 "usaggr"(うさがー)リリースに至り、 持っていないなんてありえないところまで来たので。 さらに、弊社で唯一 Mac OS X を日常的に使っていない件については、いずれ何とかしたい。 いや、自宅では CD の整理と「らじるらじる」と "radiko" のため(だけ)に MacBookPro を使ってるんだけどね。

それはさておき、iPhone の初期設定のついでに、 その場で usaggr をインストールして店のお姉さんに逆営業をかけようと思ったのだが、 残念ながら Apple ID を覚えていなくて、失敗。 逆逆営業の「お父さんグラス」をもらって、会社に戻る。 会社に戻って、午後も午前と同じ調子。 明日からは、だらだらしない。 多分しないと思う。いや、しないんじゃないかな。夕方退社。 言ってもしようがないけれども、蒸し暑い。

帰宅して夕食の支度。 鶏笹身の塩焼き、獅子唐とじゃこの炒め煮、瓜の糠漬、獅子唐と麩の味噌汁、卵かけ御飯。 食後に梨を一つ。

2012/08/21

研究の躁と鬱

朝からかんかん照り。 今日も 9 時から 19 時までずっと気温が30度以上です、 というニュースを聞き、朝からブルー。 ラジオでグールド特集を聞きながら、いつもの朝食。 じゃこと若布の二杯酢、納豆に大葉、瓜の糠漬、獅子唐と湯葉の味噌汁、御飯。 昨日と全く同じ内容のお弁当を作り、出勤。

午前中はあれこれ小さな雑用的な事務仕事で暮らす。 昼食は持参のお弁当。 午後も、同じ調子で低調に。 むう、隣の天才プログラマは快調のようだ。 複数メンバがいることの良いところは、 誰かが調子が悪くても、誰かは調子が良いことかも知れない。

以前、ある偉い先生が、 共同研究の良いところとして同じような意味のことを指摘していた。 数学の研究は、 「お、この線はいけるぞ、いけるぞ、面白いことになってきたぞ!」というムードと、 「ああ、駄目だ、これも駄目だった、良く考えたら馬鹿みたいな下らない思いつきだった、 右も左も真っ暗闇よ、そもそも数学なんかして何がどうなるの。 もう紙漉き職人になるか、ドモ○ルンリンクル工場に勤めたい」的な気分とが、交代交代に訪れて、 躁鬱的になりがちだ。そういう時に、 二人以上いるとリズムが噛み合わないことで逆に難所を切り抜け易い、というのである。 夕方、早めに退社。 まさに、お湯のような空気。

夕食の支度。 食欲がないので、やはり素麺にしよう。 鯖の塩焼き(酢橘)、冷奴(茗荷と生姜)、冷やしトマト、 素麺(茗荷、酢橘)。冷酒を五勺。 食後に梨を一つ。

2012/08/20

カーゴ・カルト

猛暑週間、スタート…… 目覚しの珈琲を飲んでいるときに、 fb のウォールに 某 blog の推薦が流れて来て、 「データ解析のための統計モデリング入門 一般化線形モデル・階層ベイズモデル・MCMC」(久保拓弥著/岩波書店) を即座に注文してしまう。 ちりめんじゃこと若布に二杯酢、納豆、ズッキーニの糠漬、湯葉と獅子唐の味噌汁、御飯。 お弁当を詰めて、熱波の中を出勤。

やはり流石に、弱ってきたみたい。今日は仕事も軽めに。 今週は身体を壊さなければよし、という感じかも。すみません。 昼食は持参のお弁当。 鶏砂肝の大蒜炒め、獅子唐とじゃこの炒め煮、いただきもののあさ牛蒡、筍しぐれ、日の丸御飯。 昼休憩に新刊書店で 「ジョイスを読む」(結城英雄著/集英社新書) を買う。

午後は定例のミーティングなど。 この三日間ほどで、白うさぎの うさがー(usaggr) さんの飼い主はけっこう増えている模様。 今のところ、関係者を中心とする口コミだけで、宣伝らしいことはしていない。 そう言えば、弊社自体についても何の宣伝もしていないので、 相変わらず謎の会社であり続けている。

夕方退社して、お湯のような空気の中を帰宅。 夕食の支度。 茹で卵とトマトと胡瓜のサラダ(辛子マヨネーズ)、 鯖の塩焼(酢橘)、冷奴(茗荷と酢橘)、素麺(酢橘)。

2012/08/19

文法書

8 時起床。 珈琲、ヨーグルト、マンゴーの朝食。 朝から今日も暑そうだなあ…… そして、天気予報で来週の激しい猛暑ぶりを確認して、なお暑くなる。 洗濯をしてから、朝風呂に入って湯船の読書は 「英文法解説」(江川泰一郎著/金子書房)。 文法書って意外に面白い。

早めの昼食は、 豚肉と茄子とピーマンの炒めもの、胡瓜もみ、素麺。 食後にしばらく昼寝……と思ったら、 三時間も寝てしまった。 ああ、また今日も一日の半分以上を寝てしまった。 夕方まで掃除機がけをしたり、洗濯物を畳んだり、 だしを引いたりの家事三昧。 日が落ちかかってから買い出しに行く。 さすがに涼しいな。

帰宅して夕食の支度。 前菜は茹で卵とトマトと胡瓜と玉葱に酢橘ベースのドレッシング。 たくさん酢橘をいただいたおかげで、 東京では高価な酢橘をふんだんに料理に使ってしまう悪い癖がついて困る。 続いて、これまたいただきもののペスト・ジェノヴェーゼで緑のスパゲティーニ。 最後は、鶏砂肝の大蒜炒めをつまみに、青シメイを一本。 もちろん、砂肝にも酢橘をかけた。

今日も静かないい一日だったなあ……と、ビールを飲みつつ、 明日からの猛暑週間を生き抜く力を蓄える夜。

2012/08/18

巨峰ジャム

寝坊。 今朝は涼しい。昨夜のうちに雨が降ったようだ。 珈琲、ヨーグルト、マンゴーだけの朝食。 朝風呂。湯船の読書は 「言語学とは何か」(田中克彦著/岩波新書)。 午前中は、獅子唐とじゃこの炒め物を作ったり。 ふと気付くと激しい雷雨。

昼食はソーミン・チャンプルー。そのあと昼寝。 午後は、いただきものの巨峰でジャム作り。 アナログ受像機で二時間サスペンスの再放送を観ながら、 一粒ずつ皮を剥いて種を取る。 葬儀屋のあきこはんとドクターのカップルは、 一体いつまで「婚約中」と言い張るつもりなのか。 同じくいただいた酢橘で酸味を足して、土鍋で煮る。 巨峰ジャムが一瓶分できた。

夕食の支度。 豚肉と茄子とピーマンの炒めもの、冷奴(酢橘)、胡瓜もみ、 獅子唐の味噌汁、御飯。 夜も「言語学とは何か」(田中克彦著/岩波新書)など。

2012/08/17

うさぎ語

珈琲、果物、ヨーグルトで目を覚ましたあと、 納豆、胡瓜もみ、獅子唐のお味噌汁、御飯。 今日も朝から激しい熱波と湿度で、外に出るのをためらうくらい。 でも労働者はそんなことを言っていられない。 お弁当を持って出勤。

出社して、あれこれ。 昼食は持参のお弁当。 ゴーヤチャンプルー、胡瓜もみ、玉葱のピクルス、日の丸御飯。 デザートに巨峰を数粒。 夕方退社。 そのまま神保町の洋食屋にて会食をしてから、帰宅。 猛烈な蒸し暑さの上、空には稲妻が光っていた。

うさがーさんは軽快に野を駆け回り始めている模様。 一人でも多くの皆さんのお役に立って、愛されるのだよ、と目を細めつつ、今後の健やかな成長を祈る一日。 それはさておき、うさぎ語って「〜だピョン」の係り結びであってるんでしょうか。

2012/08/16

白いうさぎ、デヴュー

今日も蒸し暑くなりそうだ。 少し寝坊したので朝食は、珈琲、ヨーグルト、瓶詰めのマンゴー、巨峰を少し。 お弁当を詰めて出勤。

昨夜のうちに、「白いうさぎ」こと "usaggr" が App Store にデヴューしていた (usaggr 公式サイトusaggr in App Store)。 弊社の若者たちが中心になって作っている、 (今のところ) twitter, facebook, mixi の三つを統合するアプリケーション。 この手のものは結構ライバルが多い。 だから、意地悪な質問として「で、何がうり?」と訊かれることは予想される。 もちろん色々あるのだが(多分)、 個人的には分かり易いところで、「うさがーがかわいい」ことと、 「パララックス・スクロール」の二点を推したい。 特に、開発中は「覗き見ヴュー」と呼ばれていた「パララックス・スクロール」は、 あまりに便利なので、他のアプリやサーヴィスにないのが不便に思えてくるくらい。 狭い画面のタイムラインに無理なく画像を出すには、言われてみれば、これしかない、 というまさかのアイデア。

"usaggr" は無料ですので、iPhone ユーザの方は是非、お試しあれ。 まだデヴューほやほやの発展途上のうさぎなので、 リクエスト、コメント、バグ報告など、フィードバックは大歓迎。 twitter アカウント @usaggrjp (日本語)@usaggr (英語)、 または facebook ページ にお寄せ下さいませ。 まだ、一匹のか弱い白うさぎですが、 実は心の奥にはビッグピクチャーと高い志を宿しています。 今後もご注目を。

午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。卵焼き、焼き茄子に生姜醤油、じゃこ入り胡瓜もみ、玉葱のピクルス、日の丸弁当、 デザートに巨峰を数粒。 昼休憩に外に出たら、猛烈な蒸し暑さに、駆け抜けるゼブラのストライプが見えた。 夕方退社。 お湯の中を歩いているような強烈な蒸し暑さに、雪に迷う馴鹿の哀しい瞳が見えた。 スーパーで買い物をして帰宅。 夕食のメインは、ゴーヤチャンプルー。

2012/08/15

美し都

朝は曇り空。いつもの朝食のあと、出勤。 オフィスの近くに来ると、 あちこちに警察車両が停まり、重装備をした警官たちが右往左往している。 ああ、そうか、今日はこのあたりの通りが、右も左も大変に賑やかになる日だ。 群れて脅かすことで何かを変えられる、と思う人達は多い。 独り静かに思いを馳せる方が、単なるメソドとしてすら、ずっと有効な場合もあると思うのだが。

いつものようにお仕事。 今日は水曜日なので、お昼は外食。 昭和の雰囲気漂う、スープカレー屋さん(夜は居酒屋になるらしい)にて。 「マイ・ペース」の「東京」が BGM にかかっていた。 うーむ、まさに昭和。 午後に入って、通りはなおいっそう賑やかになってきたが、オフィスにいれば喧騒も遠い。 夕方、退社。

猛烈な蒸し暑さで敵わない。帰宅してすぐにお風呂。 湯船の読書は 「言語学とは何か」(田中克彦著/岩波新書)。 語学への興味はさらに、言語学への興味に発展。 夕食は、ちりめんじゃこ入りの胡瓜もみ、素麺(卵焼き、胡瓜、生姜、辛子)。 冷酒を五勺。食後にデラウェアを一房。

2012/08/14

詰め合わせ

朝は雨模様。 いつもの朝食のあと、お弁当にチキンライスを作る。 冷ますのに時間がかかって、少し遅い出勤。 空気から滲み出てきたような小雨の降る、猛烈な湿度。 呼吸し難いくらい。

とは言え、今日もオフィスに一番乗り。 午前中はプログラミング。昼食は持参のチキンライス弁当。 午後は主にミーティングなど。 荷物の受取りのため、いつもより少し早めに退社。 すっかり天気が良くなって蒸し暑い。

帰宅して夕食の支度。 鱈の香草焼き、冷奴(茗荷と生姜)、菠薐草のおひたし、三葉と豆腐の味噌汁、御飯。 支度の途中で、荷物が届いた。 ご実家に帰省中の知人から、大量の野菜の詰め合わせ。 しかも立派な巨峰や、お手製のペスト・ジェノヴェーゼまで。 これでしばらく豊かな食卓になりそう。ありがたし。

お風呂に入って、湯船で 「ウィトゲンシュタイン入門」(永井均著/ちくま新書)を読む。 夜は、冷やしたデラウェアの一房を食べながら、 「孤独の科学」(J.T.カシオポ&W.パトリック著/柴田裕之訳/河出書房新社) など。

明日からも猛暑が続くらしい。 思い出さえも残しはしない、私の夏は明日も続く。

2012/08/13

普通のムニエル

今日も暑くなりそうだなあ…… いつもの朝食のあと、お弁当を作って出勤。 ヴァカンスの時期なのだろう、街は随分と人が少ない。 おそらくみんな、招待状とピクニックバスケットを持って、 グラインドボーンのクリスティ家の庭へオペラを聴きに行ったり、 別に来たくはないのだがお婆様の代からの夏の定宿なので、 やむなくホテルをパトロネージュしに訪れたコモ湖畔を、 日傘をさして散歩したりしているに違いない。

いつも通りに出社。昼食は持参のお弁当。 真鱈のムニエル、大葉入りのだし巻き、菠薐草のおひたし、玉葱のピクルス、日の丸御飯。 朝から頑張って作ったムニエルのわりに、普通。 ムニエルは温めた皿の上に載ってパリっとしたところに、 オランデーズソースなんかがかかっているから美味しいんだね。 お弁当の隅っこに入っていても、ぱっとしない。 午後も同じ調子で過して、いつものように夕方退社。

帰宅して夕食の支度。 御飯を炊いて、だしを引き、 冷奴(茗荷と生姜)、焼き茄子に生姜醤油で、冷酒を五勺。 そのあと、伊丹流の親子丼、三つ葉の御澄まし。

2012/08/12

「哀れなベルギー」

今日も曇り空で、さほど暑くはないようだ。 珈琲で目を覚ましたあと、朝食の支度。 御飯を炊いて、目刺しを焼き、納豆(大葉)、小茄子の糠漬、 菠薐草と油揚げの味噌汁。 午前中は朝風呂に入って、 「ダンディ」(R.ケンプ著/桜井哲夫訳/講談社現代新書)を読む。

この国では集団でものを考え、集団で娯楽を楽しみ、集団で笑う。 「日本人」たちは、ひとつの意見をみつけだすために集団を結成する。 自分たちと違った意見を持つ人々に対して、彼らほど驚きや軽蔑を感じる者はいないだろう。
みんなが商人だ。
人と一致しないことは、大きな罪だ。

(同書、桜井哲夫「プロローグのプロローグ」より)

ボードレールは、当時フランスより近代化が進み豊かだったベルギーの俗物ぶりを、 「反ダンディ」として徹底的に批判し、茶化し、蔑んだのだが、 今や世界は「ベルギー」化したと思う。 その意味では、この本が出た頃(日本が世界一豊かな国と思われていた頃)、 現代日本が「ベルギー」だ、と主張した訳者の意見は、今や陳腐化したと思われる。

昼食は素麺(茗荷、生姜)、大葉入りだし巻き卵、塩鮭、玉葱のピクルス。 そのあと昼寝。また二時間以上寝た。午後も掃除などの家事と、合間に読書など。

日が落ちかけてから、食材を買い出しに行く。 湿度がまだ高いとは言え、時に涼しい風が吹く。 帰宅して、ベランダに水を打つ。 実家産のキタアカリでじゃがバタを作り、ペールエールを一本だけ。 今年は良く出来たと言っていたが、確かに美味しい。 そのあと、スパゲティ・ナポリタンを作って食べた。 お風呂に入ってから、冷やしたデラウェアの一房を相伴に 「蝋人形館の殺人」(J.D.カー著/和爾桃子訳/創元推理文庫)。読了。

2012/08/11

初老の語学

また 10 時間くらい寝てしまった。 昨夜、食べ過ぎた上に、今朝は寝坊だったので、朝食は珈琲とマンゴーとヨーグルトだけ。 曇り空のせいか、今日もさほど暑くはない。 もちろん、センサが鈍ってきている初老の私としては、 熱中症で孤独死したりしないよう、冷房を使っているけれども。

朝風呂に入って、湯船で 「英文快読術」(行方昭夫訳/岩波現代文庫)を読む。 最近、なんだか急に語学熱が高まってきて、 受験参考書を引っ張り出してきたり、単語帳や例文集を暗唱したりする始末。 私は中学校以来、語学は一番嫌いで苦手な科目だった。 大学の教養課程の語学なんて(英語と仏語)、全部、「平均点合格」で切り抜けたくらい。 今ではそれを激しく後悔しているが、好みの問題なのでしようがない。 何故か面白く思えてきたら、その時に勉強すればいいだけだろう。 ソクラテスは死刑の判決を受けてから、獄中でフルートを習おうとしたのだったっけ。 いや、作詩法だったかな……それとも、そもそもセネカの逸話? 歳をとると物忘れが酷くなっていけない。 楽天の CEO にあやかって、ボケ防止に TOEIC でも受けようかなあ。

昼食はカレーライスに焼き茄子のトッピング、 玉葱のピクルス、菠薐草の味噌汁。デザートに冷凍したマンゴー。 食後しばらく昼寝。また二時間以上寝てしまった。 午後も特にすることがなく暇なので、読書したり、勉強したり。 窓の外は今にも降り出しそうな曇り空。

夕方になって、夕食の支度。 素麺(茗荷、生姜、酢橘)、塩鮭、菠薐草のおひたし、小茄子の糠漬。 小茄子の糠漬は予定通りの出来だが、和辛子が欲しい感じ。 近所のスーパーにあったかなあ。 夜は「蝋人形館の殺人」(J.D.カー著/和爾桃子訳/創元推理文庫)。 バンコランが無駄にダンディなのが良いのに、特にそのキャラクタを生かす風でもない。 誰かがライトノベル化するといいかも知れないが、 そうすると「パタリロ!」みたいにならないとも限らない。

2012/08/10

ちゃんこ鍋

居間の窓を開けつつ、今日もまた涼しい朝だなあ、と思う。 いつもの朝食のあと、お弁当を詰めて、いつもの通り出勤。

午前中はノンパラメトリック手法を実際のデータで試してみたり。 昼食は持参のお弁当。 塩鮭、鶏笹身焼きの梅肉はさみ、胡瓜もみ、玉葱のピクルス、御飯。 いつもの昼休み神保町散歩に出てみると、やはりまだ暑い。 私の夏は明日も続く(「八月の濡れた砂」より)。 午後も同じように、お勉強モードで過す。 Efron-Tibshirani のブートストラップ法の教科書より、 permutation test との関係など。 夕方退社して、両国へ向かう。

夜は両国でちゃんこ鍋の会食。 と言っても、急にタニマチになったわけではない。 ネットワークハッカー N さんとのほぼ月例の会食。 暑さに負けないように鍋料理で栄養をとろう、 と私が主張したところ、ちゃんこはどうだと提案されたので。 実はちゃんこ鍋、初体験です。

2012/08/09

ノンパラメトリック

ああ良く寝た。 昨日ほどではないが今日も涼しい朝。 御飯を炊いている間に、 珈琲、冷凍したマンゴー、ヨーグルト。 朝食は目刺し、納豆(大葉)、胡瓜の糠漬、ピーマンの味噌汁。 お弁当を作って、出勤。

今日、明日の二日間は自主的にノンパラメトリック統計のお勉強に当てた。 意外と面白いなあ。 そろそろ、統計学入門の講義の内容を半分くらい、 ノンパラメトリックにしてもいいんじゃないだろうか。 昼食は持参のお弁当。 鶏笹身焼きの梅肉挟み、ピーマンとオクラの焼きびたし、 胡瓜もみ、玉葱のピクルス、御飯。 午後も同じように過して、夕方退社。 スーパーで小茄子を買う。 相変わらず糠漬が絶好調なのだが、糠漬と言えば小茄子。 しかしまだ一度も試していなかったので。

帰宅して夕食の支度。 御飯を炊いて、だしを引き、塩鮭を焼く。 鮭には酢橘を少ししぼり、 他に鶏笹身焼きの梅肉挟み、焼き茄子に生姜醤油、胡瓜もみ、茗荷の味噌汁、御飯。

2012/08/08

秋は来ぬ

窓を開けるとひんやりと涼しい風が。 知らぬ間に夏は過ぎ去っておりました。 珈琲、凍らせたマンゴー入りのヨーグルトで目を覚ましたあと、 朝食の支度。 鰹の叩き、納豆、胡瓜の糠漬、オクラの味噌汁、御飯。 今日のうちに食べ切らないといけないからなのだが、 朝から鰹の叩きとは豪勢。

出社してお仕事。 昼食は近所のタイ料理屋にて、某出版社の Y さんと会食。 出版業界事情など色々とうかがう。 夕方、退社。

帰宅して夕食の支度。 秋が来たことをひとり言祝ぎ、 オクラを網で焼き、鰹の叩きのヅケに添えて、冷酒を五勺。 その間に酢飯を冷ましておいて、 鰹の叩きのヅケとオクラの散らし寿司(茗荷、大葉、生姜、胡麻)、卵と大葉の澄まし汁。 冷酒をまた五勺。

2012/08/07

孤独の科学

寝ている間に、脚がつった。 歳はとりたくないものじゃのう。 快晴。今日はまた暑くなりそうだ。 珈琲、マンゴー入りヨーグルトのあと、 盛蕎麦というおかしな組合せの朝食ののち、 お弁当用に卵炒飯を作って出勤。

昼休憩に新刊書店で 「哲学とは何か」(G.ドゥルーズ&F.ガタリ著/財津理訳/河出文庫) を買う。 いくら売れなさそうな本だからって、文庫本が一冊 1,400 円(税別)ってどういうこと。 わしが若い頃には、どんなぶ厚い文庫本でも五百円札でお釣りがきたもんじゃ。 午後は定例ミーティング。 夕方退社。

帰宅して夕食の支度。 鰹の叩きと玉葱の千切り、冷奴(茗荷と酢橘)、胡瓜もみ、 長葱のお味噌汁、御飯。 スーパーで賞味期限の近い鶏笹身を買ったので、 ついでに焼いて梅肉を挟んでおく。 お風呂に入ってから、夜は読書など。

「孤独の科学」(J.T.カシオポ&W.パトリック著/柴田裕之訳/河出書房新社)。 人間は非常に社会的な生物で、 孤独にまつわる否定的な感情が精神にも身体にも強く悪影響を及ぼすという主張。 例えば、「私は一生ひとりで生きていくのだろう(寂しい、心細い、悲しい……)」と思うと、 知覚も判断力も鈍り、知能が下がり、免疫が弱くなり、寿命が縮む。 こういったことを、倫理的にいかがなものか、 と思わざるをえない実験を通して実証する、という恐しげな本。 この前、 孤独の価値を積極的に認める「孤独」(A.ストー著/森省二・吉野要監訳/創元社) を読んだばかりなので、バランスをとる意味で。

2012/08/06

ベンター自伝

南国のような不穏な雲行き。 今にも雨が降り出しそうな、今にもかんかん照りになりそうな。 いつもの納豆、目刺し、蕪の糠漬、長葱と油揚げの味噌汁、御飯の朝食のあと、 お弁当を作って出勤。

午前中はプログラミング。 昼食は持参のお弁当。ミニ南海鶏飯。 午後は手計算。 夕方、退社。 午後は強い雨が降ったりしていたのだが、 帰る頃にはかんかん照り。

帰宅して、まずお風呂に入ってから、夕食の支度。 冷奴(茗荷と生姜)、トマトと胡瓜のサラダ、グリーンカレーペーストの炒飯、 チキンスープ。 夜は読書など。 「ヒトゲノムを解読した男 クレイグ・ベンター自伝」(J.C.ベンター著/野中香方子訳/化学同人)、 読了。時折はさまれるベンター自身によるベンター自身のDNA配列の分析をもってしても、 当然のことながら、どこから彼の桁外れの情熱と行動力が湧いてくるのか分からないのだが、 兎に角、劇的で面白い自伝。

2012/08/05

夜さり

ああ良く寝た。 居間の空気の入れ替え。今日も暑くなりそうだ。 外に出ないので影響ないとは言え、気の持ちようが違う。 少し寝坊したので、朝食は珈琲、果物、ヨーグルト。 午前中は少し、計算メモを LaTeX でまとめたり。 朝風呂に入って、湯船で 「自殺について」(ショーペンハウエル著/石井立訳/角川ソフィア文庫) を読む。

早めの昼食は、昨日、南海鶏飯用に作ったチリソースの残りを素麺と和えて、 冷たいチリソース麺。具は炒り卵と鶏肉と葱。 食後、二時間半ほど昼寝。いくらでも眠れる。 「わたしたちは、かつて、目が覚めていたし、やがて、ふたたび、 目を覚ますであろう。人生は、ひとつの長い夢に充たされたひと夜さであり、 夢のなかでは、人は、とかく、うなされる」 (上、石井立訳ショーペンハウエル「自殺について」より)。 午後は、「ヒトゲノムを解読した男 クレイグ・ベンター自伝」(J.C.ベンター著/野中香方子訳/化学同人) の続きを読む。

夕食の支度。御飯を炊いて、だしを引き、 煮鶏と白髪葱の生姜醤油和え、冷奴(茗荷と生姜)、蕪の糠漬、 長葱とじゃが芋の味噌汁、御飯。 夜もベンター自伝など。 今日も静かで良い一日だった。

2012/08/04

日大卒の秘書

昨夜は 9 時過ぎに睡魔に襲われて、気付いたら朝の 8 時。 寝過ぎたので朝食は珈琲、果物、ヨーグルトだけ。 今日は曇り空で、気温も低い。暑さも小休止か。 朝風呂ののち、早めの昼食。 素麺(焼き海苔、薄焼き卵)、里芋の衣被、茄子の糠漬、胡瓜もみ。

午後は、「残酷な土地」(R.B.パーカー著/菊池光訳/ハヤカワ文庫)を読む。 探偵スペンサーのシリーズは昔、始めの数冊を読んだのだが、 その後は遠ざかっていた。 しかし、一昨年パーカーが亡くなるまでに 40 作近くまでも書き続けていたことに先日気付き、 じゃあ続きを読んでみるか、と思って。 ところで、ウィキペディアの「ロバート・B・パーカー」項目によると、 「村上春樹もパーカーの愛読者でありそのエッセイの中で「日大卒の秘書にパーカーの新作を朗読してもらうのが夢」と記している」、とある(ゴチ強調は私による)。 意味が分からない。なぜ「日大卒」なのか。 日大の英文科は発音に定評があるのか、まさか朗読科があるのか? それとも、誰か特定の人物のことなのか。 この「エッセイ」の出典をご存知の方は、是非、教えて下さい。 私も数年後くらいに引退したら、 日大卒の美人秘書を連れて高地に避暑に行って、久生十蘭とかを朗読してもらいたい。

そんなわけで、避暑について来てくれる、朗読が得意な秘書を募集しています。 我こそはと思う方はご連絡下さい。なお、お給料は多分、最低賃金レベルです。申しわけない。

夕方になって、近所の図書館に本を返却に行く。 ついでに食材を買い求めて帰宅。 まず塩胡椒した鶏腿肉を生姜と長葱の青いところと一緒に煮て、冷ます。 鶏を煮たスープに塩と酒少々で味をつけたもので米を炊き、鶏肉を添え、 長葱、トマト、胡瓜をあしらって海南鶏飯。 タレは葱生姜醤油と、自家製のチリソース。チキンスープもつけた。 タイガーかラッフルズだと雰囲気が出るのだが、 近所のスーパーにはなかったので、コロナビールを一本。

夜も「残酷な土地」。読了。 スペンサー探偵の「ワイズクラック」(へらずぐち)を楽しむ。 へらずぐち部門では、ハンドラーのホーギーが一番お洒落で格好良いと思うが、 スペンサーもまあまあいい線を行ってる。 今日も静かで、寂しい、いい一日だった。

2012/08/03

綺麗な答

今日も暑いなあ。ということで、朝食は素麺。 他に胡瓜もみ、蕪の糠漬、浅葱入りの卵焼き。 お弁当を作って、出勤。 今日は丸一日、手計算にあてる。 昼食は持参のお弁当。 浅葱入りの卵焼き、里芋の衣被、獅子唐のじゃこ炒め煮、胡瓜もみ、御飯。

午後も手計算三昧。 結局、結果は出ず。n = 2 の時は簡単だったのだが、n = 3 で既に迷宮。 綺麗な答があるみたい、という予想が間違っていたみたい。 実際はその方が嬉しいので、予想通りと言うべきなのかも知れない。夕方退社。

夕食は会社の近所の洋食屋にて。 帰宅して、ベランダに水を打って、部屋に風を通してから、お風呂。 湯船の読書は「カント入門」(石川文康著/ちくま新書)。

2012/08/02

手計算

いつもの朝食ののち、お弁当を詰めて出勤。 今日も外は暑いなあ。 昼食は持参のお弁当。 茄子と挽肉の炒めものかけ御飯、獅子唐のじゃこ炒め煮添え。 午後は主に素朴な手計算などして、夕方退社。

夜は某所にてデリバティブ関係のセミナに出席。 冷房が効き過ぎ。 スーツ族にあわせた設定温度なんだろうか。 そして今、帰宅。

2012/08/01

初秋

遠くの台風の影響だろうか、今日はちょっと涼しい。 八月と言えばもう初秋、と思いたい。 いつでも夏は、知らぬ間に過ぎ去っておりました、 という過去完了の時制で語られる季節だ。 初秋と言えば、 来たるべき人生の初秋に向けての準備を少年に説いていたのは、 R.B.パーカーの「初秋」の探偵スペンサーだったかなあ。 人生の初秋もまた、知らぬ間に訪れているものなのだろう。 人によって時期は色々だろうけれども、 語る時の時制については変わりあるまい。

珈琲と果物とヨーグルトで目を覚ましたあと、 目刺し、納豆、糠漬、味噌汁のいつもの朝定食を作る。 水曜日はお弁当作りは休みなので、ちょっとゆっくりしてから出勤。 それでもいつもより少し早い出社。 朝のオフィスは静かでいい。 昼食は近所でキーマカレー。 夕方退社。

帰宅してまずお風呂を済ませて、夕食の支度。 胡瓜もみと里芋の衣被で、ヱビスを一杯だけ。 つつましやかな人生にささやかな喜びを。 そのあと、茄子と挽肉の炒め物と、長葱と油揚げのお味噌汁、御飯。