百間先生に習って私も「お精進」の日を設定しようと思った。いきなり月に三日は多過ぎるので、まずどこか一日だけをお精進としよう。何日が良かろうかとしばらく悩んで、母方の祖母の命日に決めた。しかし、命日を覚えていない。こういう時に便利なことに毎日、ブログを書いている。検索してみると果たして、祥月命日が判明した。
思えば、昔はなかなか味のある文章を書いていたのだなあ、と「2003年の北野ホテルにて」に思う。しかし、読み手を感心させてやろう、趣味の良さを見せてやろう、というスノッブさがうかがわれ、今思えば恥ずかしいものである。青春は赤恥とは良く言ったものだ。今の私は、こんな風にことさら仕業した文章を書かない。