昨夜はかなり早く床に入ったのだが、8 時まで寝てしまった。簡単な朝食。もうあと二日で休みも終わりなので、どうしたものかと考えるも、人間が安上がりにできているので、実家からもらってきた御節の残りで安酒を飲み、本を読み、TV で初芝居の中継を観ることくらいしかない。
「顎十郎捕物帳」(久生十蘭著/朝日文芸文庫)を「両国の大鯨」から最後の「かごやの客」まで。読了。「両国の大鯨」は見世物小屋から巨大な鯨があっと言う間に盗まれるという話だが、"How" よりも "Why" の方に重点が置かれているところなど非常にモダンである。続いて、「古書奇譚」(C.ラヴェット著/最所篤子訳/集英社文庫)を読み始める。
夜は御節の残りや黒豆でロゼのスパークリングを飲みながら、TV の初芝居中継。