さて、また一週間の始まりである。朝の空を見上げて今日という一日が笑っていられるようにそっとお願いした。朝食はいつもの納豆定食。バイオなプロジェクトとして納豆を手作りしようと二週間がんばったのだが、残念ながら結局、既製品の方が安くて美味しい、という結論に達した。
夕方退社、帰宅して風呂に入ってから夕食の支度。おからと烏賊の一夜干しの炙りでワインを少々。のち、鯵の味醂干し、沢庵、黒米入り御飯、若布スープ。
百鬼園先生が、毎日同じものを食べるのがうまいのだ、籠の鳥だって毎日同じ餌で気の毒にと思うのは人間の勝手な思い込みかも知れない、というようなことを書いていたが、毎日おからを食べていると確かにうまくなってきた。毎日、家に帰って、同じおからを食べることが楽しみになってきたのである。何だか夕方あたりから、もうすぐおからだぞ、と嬉しくなってくる。嘘じゃない。たまに夜に会食の予定でもあると、今日はおからを食べられないのかと大事なものでも逃したように悔しくなる。本当です。