「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2016/02/13

そりゃァあんまり袖なかろうぜ

午前中は定例のデリバティブ研究部会自主ゼミ。S さんによる楠岡近似の話の続き。Romberg 法など外挿法との関係。

月に一回だけの贅沢をしに、夕方から歌舞伎座へ。二月大歌舞伎の夜の部を観劇。お弁当は寿司岩のばら散らし。「ひらかな盛衰記」より「源太勘當」、「籠釣瓶花街酔醒」、舞踊の「浜松風恋歌」。吉右衛門が佐野次郎左衛門、菊之助が八ツ橋の「籠釣瓶花街酔醒」が目当て。

菊之助は若手有名役者の中では一番歌舞伎らしいような気がするし、顔が高橋葉介の漫画みたいなので好きなのだが、なかなか良かった。吉右衛門も予想以上に良かった。ずっと前、確か先代の勘九郎の次郎左衛門で観たことがあるのだが、陰惨な結末まで考えると今の吉右衛門の方がこの役に向いているような。