「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2013/09/04

ホッブスの杖

夜の雨で少しは涼しくなるかと思ったら、相変わらず。 行きも帰りもお湯の中を行くが若し。 丈夫だけが取り柄の私も流石に調子が落ちてきたかも。

帰宅して、水分補給のち、まずお風呂。 湯船の読書は「哲学者は午後五時に外出する」(F.パジェス著/加賀野井秀一訳/夏目書房)。 この本によれば、ホッブスは散歩の時に必ず、特製の杖を持っていった。 この杖は握りの部分にペンホルダーとインク壺が仕込まれていたそうで、 この仕込み杖とポケットの手帳によって、ホッブスは散歩中いつでもメモをとることができた。

夕食は、冷奴(浅葱、生姜)、青椒肉絲、胡瓜もみ(ちりめんじゃこ、糸若布)、御飯、玉葱と浅葱の味噌汁。 夜はラテン語の短文解釈をしたり、「ダンテ・クラブ」(M.パール著/鈴木恵訳/新潮社)を読んだり。