今日は真夏日。洗濯をしてから外出。 午前中は、デリバティブ研究部会の定例自主ゼミ。 参加メンバとランチののち、帰宅。 午後からは閑暇に憩う。
ダンテ「神曲 地獄篇」の対訳本、 "Inferno" (Dante 著 / R.Kirkpatrick 訳 / Penguin) より、訳者の序文解説を読んだり。 私の予定では、ラテン語の勉強を一通り終えてから、 このトスカーナ方言(イタリア語)/英語対訳本を読むと、 天国篇に辿りつく頃には、 ボルヘスのようにいつの間にか原文でダンテを読めているはずなのだが、 何年または何十年かかるか見積りは立っていない。寿命と競争くらいだろうか。
夕方。お風呂に入って、湯船で 「開口閉口」(開高健著/新潮文庫) より、三つ、四つエッセイを読む。 夕食の支度。 御飯を炊く間に、冷奴(茗荷、大葉)で冷酒を五勺ほど。 随分と安い純米生酒なのだが、意外なほど美味しい。 こういうものが安く、どこでも買えるのだから、日本は豊かだ。 のち、鰤のアラの煮付け、ツナサラダ、蜆の味噌汁(細葱)、御飯。 食後に梨を一つ。
夜は "In the best families" (R.Stout 著 / Bantam Books) の続きを読んだり。 ネロ・ウルフが世界で唯一の居場所である事務所兼自宅、 一万株の蘭と蘭の世話係のシオドア、料理人フリッツ、 部下のアーチーを置き去りに、突然、失踪するという、珍しく劇的な展開。