朝から小雨。秋雨らしくはなく、やや蒸し暑い。 来週、十月に入ってもまだ夏日が続くらしいのは憂鬱だが、 今年の冬は例年より寒いとの予報もあるので、それを楽しみに残暑をしのいでいこう。
と、気候くらいしか悩みや愚痴がないことが幸せということなのだろう。 確か、塚本邦雄だったと思うのだが、 閑雅な君の悩みといったら苧環(おだまき)の花芽に虫がついて困るなんてことなんだねえ、という歌があった。 ショーペンハウアーも、その人がどれくらい幸せかは悩みの些細さで分かる、 なぜなら幸福とは大して悩みのないことだからだ、という主旨のことを書いていたような気がする。
水曜日なのでお弁当作りを休み、昼食は外食。 注文したカレーが出てきたあとで、本しか持たずにオフィスを出て来たことに気付く。 店の人に「財布を忘れました……」と素直に打ち明けたのが、今日のニュースです。
夕方退社して、小雨の中を帰る。 途中のスーパーで秋刀魚を一匹と、梨を買う。 秋刀魚はまだ高いなあ。梨は見切り品で安く買えた。 帰宅してお風呂に入ってから夕食の支度。 秋刀魚一匹を丸ごと焼き、酢橘と大根おろし。 他に、獅子唐の焼きびたし、ポテトサラダ、隠元と茗荷の味噌汁。 食後に巨峰を少しと梨を一つ。
夜は自主ゼミの予習("Stochastic Processes" (K.Ito 著 / Springer))、 ラテン語の勉強(未完了過去)など。