ラジオから流れるグールド演奏の平均律で目が覚めた。 珈琲、ヨーグルト、グレープフルーツだけの朝食のあと、 寝床に戻って読書。 「老化の進化論」(M.R.ローズ著/熊井ひろ美訳/みすず書房)、読了。 ショウジョウバエの交配だけで通常の二倍、三倍の寿命を持つ「メトセラ蠅」を最初に創り出した著者が、 研究内容と研究者としての人生を語るドキュメンタリ。 老化を進化論から説明する、って言われてみれば明白だけれども、深遠な発想だ。 次は、「食の終焉」(P.ロバーツ著/神保哲生訳/ダイヤモンド社)を読み始める。
朝風呂に入ったのち、 昼食に饂飩を茹でて、青葱の千切りと生卵と山椒と生醤油をかけて食べる。 しばらく昼寝。 午後からはドキュメンタリから小説に切り替えて、 「技師は数字を愛しすぎた」(ボワロ&ナルスジャック著/大久保和郎訳/創元推理文庫) 。 読書の合間の散歩に近所のスーパーへ。初夏のような陽気。 帰宅後も、読書や、料理の仕込みなど。 さらにその合間に、 少し前に原因不明で停止していた Torブリッジサーバを復旧させた。
夕食の支度。 御飯を炊いて、鯖の梅干し煮、だし巻き、 一切れだけ残っていた筍の煮物、菠薐草と油揚げの味噌汁。 食後にパパイヤを四分の一。 もう一日か二日、追熟すべきだったか。 お風呂に入って、湯上がりに清見オレンジを一つ。 夜も読書など。「技師は数字を愛しすぎた」を読了。 静かな土曜日。こともなし。