いつものやうに朝食と弁当作りのあと、ラテン語、數學基礎論の勉強をして、いつもの時間に出勤。いつもの時間に退社して歸宅。風呂に入つてのち、夕食の支度。塩豚とキャベツの炒めもので白ワインを一杯だけ。のち、卵かけ御飯、焼き海苔、里芋の味噌汁。食後に包種茶と小さな焼き芋。夜は「元禄忠臣蔵」(真山青果著/岩波文庫)など。
早いもので、気付けばもう十二月である。今年もあと少し。あらたまの年も暮るれば作りけむ罪ものこらずなりやしぬらむ(兼盛)。十二月と言ふことは、私の社長業も丸二年。義理と人情でやむなく引き受けたのだつたが、早いものだ。