「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2016/10/07

ボーモント通り

朝はかなり涼しかつた。漸くに真夏日は去つたやうだが、今日も夏日だし、先にまだ夏日の予報が出てゐる。

夕方退社。兎に角、週末に辿り着いた。帰り道で ``All 4 Love" と言ふ変な名前の薔薇を買ひ、お土産の握り鮨を買つて歸宅。まづ風呂。湯船の讀書はいつものやうに ``The Paper Thunderbolt" (M.Innes / Penguin). 主人公らしき小悪党ルースが逃げに逃げ、最後はバスに逃げ込んで敵を振り切つたのだが、その行く先はオックスフォード。と、判明したところで、第三部に入つた。舞台はオックスフォードに移り、Beaumont street で大学人たちが会話してゐる。アシュモレアン博物館のある通りだ。随分とイネスらしくなつてきた。

風呂から上がつて、夕食。握り鮨で冷酒を一合ほど。この週末は三連休なので、ゆつくり「人間の絆」(S.モーム著/中野好夫訳/新潮文庫)でも読もうと思つてゐる。