また週末に辿り着いた。今週は平日が一日少かつたはずなのだが、妙に長く感じた。夏の疲れと言ふものだらうか。
夕方退社、歸宅してまず風呂。湯船の讀書は ``The Paper Thunderbolt" (M.Innes / Penguin). 舞台がオックスフォードに移り、話がどこへ進むのかと思ひ出したころに、主人公らしき逃亡中 Routh の乗つたバスがオックスフォードに到着。Gloucester Green とか懐しいなあ。
平日の夜は夕食と就寢までの間に一時間程度、書き物仕事をしようと思つてゐるのだが、なかなか難しい。昼間大した仕事はしてゐないのに、やはり夜になると疲れてゐて、少し酒を飲んだら既にやる氣がしない。飲まなければ良いのだが、そこはそれ、飲まずして何の人生ぞ。やはり朝にもつと早起きして仕事の時間を作るべきだらうか。ロングスリーパーの私ですら、老いるに連れて早起きが楽になつて來てはいるので、その方が合理的かも知れない。
やはり夜はプルタルコスなり、ディオゲネス=ラエルティウスなり、モンテーニュの「エセー」なりを讀んで靜かに暮したい。