いつも通りの時間に出社、退社。歸宅してまづ風呂。湯船の讀書は "The Paper Thunderbolt" (M.Innes / Penguin). 三分の一を越したあたりで漸く、サー・ジョン・アプルビイの登場。第一部から逃げまわつてゐる小悪党と関係があるのかないのか、オックスフォードでは学生が失踪、アプルビイが相談を受ける。
夕食の支度。南瓜の煮付けと明太子だし巻きで、ぬる燗の酒を五勺。我ながら明太子だし巻き、うまいなあ。のち、うな茶。うな茶も良い。
夜の讀書は "The importance of living" (Lin Yutang / Harper)など。日本人には Lin Yutang よりも林語堂と書く方がお馴染だらう。この本は中国語から英訳されたのかと思つてゐたのだが、最初から英語人に向けて英語で書かれたらしい。
この手の本を英語で讀むときに悩ましいのは、固有名詞の英語-漢字対応が分からないことだ。例へば T'ao Yüanming と書かれてゐるのが、陶淵明のことだとなかなか気付かない。漢字を併記してもらへないものか。