「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2016/10/17

肉南蛮

また月曜日。夏の疲れなのか体調よろしからず。眠くて仕方がないし、腰は痛いし、身体は怠いし、うちの老猫より長生きできるか心配になつて來た。

寢坊したのでラテン語の勉強は単語帳をさらふだけ。「キューネン 数学基礎論講義」(K.キューネン著/藤田博司訳/日本評論社)は順序数についての再帰のところ。一日最大 30 分なので、なかなか進まない。

夕方退社して歸宅。まづ風呂。湯船の讀書は "The Paper Thunderbolt" (M.Innes / Penguin). オックスフォードに遁れて一安心と思つた Routh にまた追手。またバスに乗つて振り切つたと思つたらそこにも追手が。たまたま横に座つた、老人ボケした引退教授(私のことではない)に昔の教へ子と勘違ひされて話しかけられつつ、逃亡のチャンスを探す……と言ふところ。この本もせいぜい一日數ページなのでなかなか進まない。

風呂に入つてから夕食の支度。豆と人参と若布の煮物、葱焼豚に胡麻油でワインを一杯だけ。のち、豚ヒレ肉で肉南蛮。鴨にしたかつたところだが予算の都合で。夜はスピノザ研究など。