「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2014/01/03

三箇日

今年最初に読み終わった本は "Champagne for One" (R.Stout著 / Bantam Books) でした。 ミステリとしてのスタウトの弱点は、 基本的に行き当たりばったりの閃きで事件が解決することかなあ。 もちろん、言わゆる「本格」ではないので、そもそも期待されていないことではあるが、 ネロ・ウルフの天才性がもう少し具体的に示されても良い気はする。

また遅くまで寝てしまった。 珈琲と、チーズを乗せて焼いたトーストだけの朝食で済ませ、朝風呂に入る。 湯船の読書は 「世界史」(W.H.マクニール著/奥田義郎・佐々木昭夫訳/中公文庫) の上巻。 西暦 600 年から 1000 年あたり、イスラムの勃興と中国、インド、ヨーロッパへのその影響。

昼食はいただきものの蓬餅を焼いて、おせちの残りあれこれでスパークリングワインを一杯だけ。 午後も読書、昼寝、猫。

そうこうしているうちに夕食時。 前菜におせちの残りと五目黒豆でスパークリングの最後の残り、のち、カルボナーラ。

三箇日をまったく無為徒食に過してしまった。理想的だなあ。