今週初めて普段通りの平日。ラテン語、數學基礎論を三十分づつ勉強のあと、少し暇があつたので何となく猫のスケッチをした。意味はない。往きの車中の讀書は玉上「源氏物語」、椎本の帖に入つた。薫が出生の秘密を知る邊り。
夕方退社。歸りの車中の讀書は「ダルジールの死」(R.ヒル著/松下祥子訳/ハヤカワ・ミステリ 1810)。歸宅してまづ風呂。湯船の讀書はいまだ "The Paper Thunderbolt" (M.Innes / Penguin). 漸く最後の部に入つた。風呂のあと夕餉の支度。毛蟹の殻と昆布でだしをとつた細葱の味噌汁、豚ニラ玉丼、沢庵。豚ニラ玉は一部、明日のお弁当のおかずに。食後に包種茶をいれる。
これから寢台で、「ブッデンブローク家の人々」(T.マン著/望月市恵訳/岩波文庫)を一章だけ讀んでから、諸橋論語の看経。のち就寝予定。