「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2017/01/10

湯豆腐と雑煮

今日からは平常の気分で、往きの車中では「源氏物語 第八巻」(玉上琢彌訳注/角川ソフィア文庫)、歸りは「ダルジールの死」(R.ヒル著/松下祥子訳/ハヤカワ・ミステリ 1810)。

風呂に入つてから夕食の支度。豆腐と鱈と春菊の小鍋で、冷酒を五勺ほど。私は湯豆腐と言つたら、鍋の中は昆布と豆腐だけだと思つてゐたが、こんな風に色々と入れてなほ湯豆腐と言ふ流儀もあるらしい。もちろん、どちらも悪くない。鍋のあとのだしは、余つた餅を焼いて清ましのお雑煮にしてみた。白味噌に煮た丸餅でないとお雑煮と言ふ氣がしないのだが、これはこれで悪くない。

昨日から寢る前に、「論語」の他に「ブッデンブローク家の人々」(T.マン著/望月市恵訳/岩波文庫)を少しづつ讀んでゐる。