「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2016/06/12

祥月命日

月に二度の精進日。肉食、五葷、酒を控へた上に、永遠の相の下に生と死について考へながら、心静かに一日を過すことを心掛ける。

完全な精進食はなかなか難しい。気をつけてゐても、うつかりと言ふことがある。例へば、今日は御八つのドーナツに(おそらく)卵が入つてゐたはず。

しかし、大事なのは心の方であるが、折角の休日しかも精進日に、つい、俗事や人間関係の憂き世に思ひ馳せ、あれこれ悩んでしまふ。嗚呼、修行の成り難きこと、永遠の相による観想の難きことよ、と思ひつつ、スピノザを読む夜。