「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2015/10/10

阿古屋

午前中は定例のデリバティブ研究部会自主ゼミ。参加メンバでランチのあと、神保町へ移動。古本屋を周って、珈琲屋で一服。夕方からは歌舞伎座にて「壇浦兜軍記」の「阿古屋」の幕と、「梅雨小袖昔八丈」つまり「髪結新三」を観劇。

玉三郎が阿古屋を演じるのを観るのは初めてだったのだが、なかなか凄かった。玉三郎なら琴と三味線くらいはできても驚かないが、胡弓の演奏の手さばき指さばきが只者ではない感じ。しかしあまりにリアルに上手過ぎて、逆に芝居としてはどうなのだろう、と心配になるくらいだった。髪結新三は松緑と左團次が役柄にぴったりで予想通りの安定感。