「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2013/07/21

「生ける屍」

いくらでも眠れるなあ。 8 時くらいまで寝てしまった。 朝食は珈琲、甘夏いりヨーグルト、ピンクグレープフルーツだけで軽く済ませておく。 洗濯をして、お風呂に入り、湯船の読書は "Three doors to death"(R.Stout著 / Bantam books) より "Door to death"。 湯船で読書することの唯一の問題点は、たまに栞を湯に落としてしまうことだ。 午前中は "Door to death" の続き。読了。

昼食は親子丼と、茄子の糠漬、大根の味噌汁。 食後にしばらく昼寝。そのあとは、 「生ける屍」(P.ディキンスン著/神鳥統夫訳/ちくま文庫) を読み始める。

たぶん瀬戸川猛氏の「夜明けの睡魔」だったと思うのだが、 ディキンスンのピプル警視シリーズをとにかく変な推理小説である、 と絶賛(?)している評論を子供の頃に読んで以来、 ディキンスンの翻訳はほとんど読んでいる(児童文学と聖書もの以外)。 その紹介のされ方というのが、 存在感の薄い主人公ピプルが、舞台設定だけは奇妙奇天烈な事件に遭遇しては何もせず右往左往し、 しかもシリーズが進むごとにおちぶれて歳をとり、 警察はクビになり、ボケはじめ、最後は療養施設で事件を解く、 という調子。だったと思うのだが、記憶の中で変質したのかも。 でも、これは読まずにおれないな、と、 当時から既に入手困難だったディキンスンを集めて読んだものだった。 今、思うと、知的な意味であまりに背伸びだったと思う。

夕方になって、掃除などの家事を片付け、お風呂に入ってから、夕食の支度。 と言っても、一昨日のレッドカレーの残りが今日のメインなので楽。 夜も「生ける屍」。