「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2013/07/18

レッドカレー

いつもの通り朝食を作り、お弁当を詰めて出勤。 曇り空で蒸し暑い。 最近の私は、近頃の日本の夏を乗り切るにはタイ(風)料理ではないか、 いう確信を深めつつある。そんなわけで、 既にタイ料理のレシピ本は複数持っているのだが、 昼休憩に古書店で 「私のタイ料理」(氏家昭子著/柴田書店) を買う。

以前からこの本には興味を持っていて、たまに古書店で手に取っていたのだが、 タイ料理のスパイスは石臼(「クロック」と言うらしい)でつぶさないと本格ではない、とか、 タイ料理と一口に言っても北、東北、中央、南、と四地方で違い、宮廷料理もまた別、 なんて難しいことが最初の方に書いてあるので、ちょっと敬遠していた。 しかし良く見てみると、シンプルなレシピがけっこうあって、 それほどおっかなくはない。 それに、勝手に適当なアレンジが加えられたものより正調のレシピの方が、 自分なりに変形したり簡略化した時に本物との差異が分かって有り難い。

夕方退社。午後から気温が上がり、真夏日に。やむなく地下鉄で帰る。 帰宅して、お風呂に入ってから、夕食の支度。 御飯が炊けるのを待つ間に、 大根の浅漬に梅肉、胡瓜もみ(ちりめんじゃこ、糸若布)で贋ビールを始め、 のち、鶏肉と茄子とピーマンのレッドカレー。 食後にピンクグレープフルーツを少々。