「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2012/07/19

アートとしてのアンケート

今日もいい天気だなあ。 最近、うちのねこは涼しい玄関の靴棚に納まってる時間が長くて、 朝御飯のときくらいしか姿を見かけない。 軽めの朝食のあと、お弁当を詰めて出勤。

午前中は、アンケート集計のような作業。 アンケートと言うものは「アート」なのだなあ……と思う。 集計の段階になってみると、ああすれば良かった、これはまずかった、 といくらでも思いつくのだが、設計の時点ではそのどれも全く思いつかなかった。 望み通りの結果を意図的に(詐欺的に)得るのはむしろ易しいのだが、 本当の知見を得ようとすると、 ほとんど不可能とも思える難題が山積みだ。 そもそも、ほとんどの人が答えてくれないし、 答えてくれた人には「答えてくれる人」というバイアスがかかるし、 答えてくれた人もちゃんと答えていなかったり、何か誤解していたりするし、 アンケート項目の設定が激しく結果に影響を与えるし、 数え挙げればきりがない。 やや大袈裟に言えば、アンケートの難しさは、 人間を観測することの難しさ、 人間を知ろうとすることの難しさなのではないだろうか。

昼食は持参のお弁当。 ゼブラ印の弁当缶に鶏肉とかぼちゃとヤングコーンのレッドカレー。 午後は朝の続きを終わらせてから、SQL とベイズ理論の勉強。 SQL は "Head First", ベイズ理論の方は "Bayesian Methods" (J.Gill著/ Chapman & Hall/CRC). 夕方退社。

帰宅して夕食の支度。 御飯を炊いて、だしを引き、 豚肉と玉葱とピーマンの炒めもの、胡瓜もみ、胡瓜と蕪の糠漬、 卵の澄まし汁、御飯。 お風呂に入って、湯上がりに冷やした桃を一つ。