「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2012/10/29

わたしの献立日記

雨はすっかり上がって、朝は晴天。 珈琲、ヨーグルト、 鱈の塩麹漬け焼き、蕪の糠漬、納豆(葱)、油揚げとしめじとピーマンの味噌汁、御飯。 適当にお弁当を詰めて出勤。

人のいない午前中は主にプログラミング。 昼食は持参のお弁当。 鱈の塩麹漬け焼き、獅子唐とじゃこの炒め煮、牛蒡のきんぴら、玉葱のピクルス、御飯。 いつものように昼休憩に神保町を歩く。 今週は「古本まつり」なので、狭い道が古本屋のワゴンや仮設本棚や人で一杯。 銀行の ATM で住民税を払って、オフィスに戻る。 午後はデータの整理などして、夕方に退社。

帰宅して夕食の支度。鱈ちり鍋。 鱈を入れると「ちりちり」となるのを見ながら、 「ちり鍋」とはうまいこと言ったものだなあ、と思う。 ほのかなユーモアとつつましい品があって、語感も美味しそうだ。 特に「たらちり」なんて、ぐっとくる。 一方、「しゃぶしゃぶ鍋」はあまり良い感じがしない。 たらちりのあとは饂飩にした。 食後に蜜柑を一つ。 夜は読書の他、茹でた栗を剥いたり、 いただいた酢橘でポン酢を仕込んだり。ドメスティックを満喫。

夜の読書は、「わたしの献立日記」(沢村貞子著/中公文庫)。 最近、ここにずっと朝昼晩の献立を書いているのは、 沢村貞子の献立日記の影響なのだが、 やはり人様に台所事情を事細かにお見せするものではないなあ、と思い始めた。 沢村貞子のように大学ノートに自分で線を引いて書くか、 日記帳の類いを使うか、 来年の手帖を探すのと同時にあれこれ悩み中。