「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2012/10/14

塩麹

起床。 カフェオレで目を覚ましてから、 朝食にサンドウィッチを作る。 トマト、胡瓜、ロースハムのハム野菜サンドと、 茹で卵、玉葱ピクルス、姫胡瓜糠漬の卵サンドの二種類。 朝風呂に入って、湯船で 「ソウル・コレクター」(J.ディーヴァー著/池田真紀子訳/文春文庫) を読み始める。 休日用の当たり障りのないエンタテインメント本ストックより。 風呂掃除や洗濯など家事をしているうちに、昼。 昼食は酢キャベツと塩豚とじゃがいもの煮込みと、バゲットを二切れほど。

実家から、野菜など食材の詰め合わせが届いた。 中に瓶詰めの塩麹が入っていて、 こういう「ブーム」ってあんな田舎にまで波及するんだなあ、と感心。 IT業界にいると、 「えっ、新聞とかTVとかって、まだユーザいるの?」なんて馬鹿にしがちだ。 実際、若い人に訊いてみると、新聞を読まないのは勿論、 TV も持っていないことが多い。 ニュースを知らないわけではない、言わゆる「新聞」を読んでいないのである。 動画を観ないわけではない、言わゆる「TV 番組」を観ていないのである。 しかし、私の実家の両親のように秘境に暮していても、 「塩麹」ブームが来るところからして、 オールドメディアの宣伝力も大したものだ。

空気もひんやりと冷たい快適な午後を読書で過し、 夕方になったら、心静かに夕食の支度。 油揚げの白葱挟み焼き(最近の好物)と、実家から届いた枝豆で、 ペールエールを一本だけ。枝豆、美味しいな。 そののち、鶏笹身肉を塩麹に漬けて焼き、 菠薐草のおひたし、茄子の糠漬、じゃが芋と三つ葉の味噌汁、御飯。 最近、歳のせいであまり量を食べられないこともあり、 小さな料理を沢山並べる食卓になってしまう。 私はこれを「愛人系」と呼んでいるのだが、 人に意味が伝わるのかどうか分からない。