今日は健康診断なので、朝食は珈琲のみ。 食材を使いたいところなのだが、昼食も抜きなので、お弁当作りもなし。 おかげでかなり余裕をもって出勤。 午前中はひっそり簡単なプログラミングなど。
午後から健康診断に出かける。 待ち時間の暇潰し用に「ことばの食卓」(武田百合子著/野中ユリ画/ちくま文庫) を持っていく。 なんとなく選んだわりに、ぴったり。 武田百合子の文章からは、病と老いと死の匂いがする。 清潔でないものを書いていて、病院や少女のように清潔だ。 暇潰し用にと持っていったのに、 健康診断は効率の良い流れ作業のようで、一時間もかからずに終了。
朝から絶食の上に血まで抜かれたので、 オフィスへの帰り道に思わずカツカレーを食べる。 毎日三食きっちりと、かなり食べていると思うのだが、 現在の体重は 54 kg だそうで、 成人して以来もっとも痩せていた昨年よりちょっとましな程度。 オフィスに戻ってきたものの、医者がくれた下剤がやたらに良く効いて、 あまり仕事にならず。 夕方退社。
帰宅して夕食の支度。 昼食がかなり遅かったので、軽めに。 豚肉と青梗菜と葱のかけ饂飩。食後に柿を一つ。 料理の合間に、いただいた白菜の一部を漬ける。 「中に青虫がいますから気をつけてください」 と言われていたのだが、本当にいたので驚いた。 夜は読書など。また、「バベルの図書館」(旧版)より、 第29巻「最後の宴の客」(ヴィリエ・ド・リラダン著/釜山健・井上輝夫訳/国書刊行会)。