「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2012/10/27

ボルヘスの「個人図書館」

朝食は珈琲、ヨーグルト、林檎だけ。 良い天気なので栗を干してから、 数理ファイナンスの勉強会に出かける。 今日は粘性解理論入門とベルマン原理について。 勉強会の後の恒例のランチは丸ビルのベトナム料理屋にて。 沢山の有閑マダムやママ友たちが優雅にランチしていらした。

神保町で夕食の約束をしていたので、 昼食後はそのまま神保町に移動して、オフィスで過すことにする。 土曜日なので仕事らしいことはせず、 「有閑階級の理論」(T.ヴェブレン著/高哲男訳/ちくま学芸文庫) を読んだり。 昨夜、ボルヘスについて書かれたものを読んでいたら、 彼が最晩年に選んだ「個人図書館 "Biblioteca Personal"」 (ボルヘスの死去により未完)の百作品にヴェブレン「有閑階級論」が入っているのに気付き、 興味を持ったので。 経済学でも社会学でもなく文学と見做しているのだろうか。 もちろん私の個人図書室にもあるので引っぱり出してきた。

ついでにクイズ。ボルヘスの「個人図書館」百冊の中に、 日本から唯一選ばれている作品は何でしょう。答は明日。 (ヒント。源氏物語ではない。)

ブックフェスティバルで本の屋台が沢山出ているすずらん通りを抜けて、待ち合わせ場所の三省堂へ。 夕方から、T さんと会食。 入院手術が近いらしいので、その景気付けに。