「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2012/10/16

ダ・ヴィンチの料理ノート

今週はどうも体調がいまいちだな…… まだ舌が腫れている。 珈琲、ヨーグルト、林檎一つで目を覚ましたあと、 バゲットの最後の残りでフレンチトーストとカフェオレの朝食。 お弁当を詰めて、即出勤。

朝の早い関連会社 P 社の G 社長が先に来ていたので、 今日はオフィスに二番乗り。 自宅のエアコンの型番を教えてくれと頼まれていたので、 G 社長に報告しておく。 昼食は持参のお弁当。 筑前煮、鰯の生姜煮、菠薐草のおひたし、玉葱のピクルス、御飯。 午後はミーティングなど。 夕方、退社。

帰宅して、まずお風呂に入ってから、夕食の支度。 枝豆、鰯の生姜煮で、冷酒を五勺ほど。 のち、ハムエッグ、キャベツの酢漬け、茄子の糠漬、じゃがいもと隠元豆の味噌汁、御飯。 食後に柿を一つ。和歌山の種なし柿。

夜は静かに読書など。 「レオナルド・ダ・ヴィンチの空想厨房」(S.ラウス&J.ラウス著/佐竹敦訳/東京図書)。 食についてはほとんど何も書き残さなかったとされていたダ・ヴィンチが、 実は料理ノートを書いていて、その写本が発見された、 という設定での偽書「ロマノフ写本」全文とその解説。 この大真面目な馬鹿馬鹿しさが素敵。 例えば、ダ・ヴィンチの有名な「ヘリコプター」の設計図は、 実はソーセージ用の肉を挽くための「ミキサーの羽の付加装置」だったのだそうだ。 そんな奇書なのだが、著者たちの 「レオナルド・ダ・ヴィンチのように、あらゆることに興味を持った人物が、 食物や料理についての関心事の記録をほんの少ししか残していないというのは奇妙なことだと、 ずっと私は思っていた」、という記述には同感だ。