今日も蒸し暑い。秋はいづこへ。往きの車中の「源氏物語」(玉上琢彌訳注/角川ソフィア文庫)は第五巻に入つた。「蛍」の帖。玉葛に養父、光源氏の魔の手が迫る。「親にそむける子ぞ類なき」と迫る光源氏、「この世にかかる親の心は」と躱す玉葛。
歸りは「死の笑話集」(R.ヒル著/松下祥子訳/ハヤカワ・ミステリ 1761)。歸宅して先に夕食の支度。少し遅くなつたので、作りおきのキヌアに昨日のレバニラ炒めの殘りを添へただけ。赤ワインを少々。キヌアも言はゆる「スーパーフード」らしい。もちろん、いただきもの。食後に、これまたいただきものの葡萄を數粒。
これから風呂に入つてのち、「退屈 息もつかせぬその歴史」(P.トゥーヒー著/篠儀直子訳/青土社)を讀んで寢る予定。