「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2016/08/27

土曜日

朝。目が覚めてラジオをつけると「夏の名残りの薔薇」が流れて來て、カフ刑事を思ひ出す。

朝食は休日の簡易版。ヨーグルト、珈琲、胡瓜とトマトとチーズのサンドウィッチ、ヘンデルの「水上の音楽」。午前中は朝風呂に入つてのち、「死者との対話」(R.ヒル著/秋津知子訳/ハヤカワ・ミステリ 1738)を讀んだり。

晝食は土曜の晝のお決まりで、お好み焼き。少し晝寢をしてから、午後も本を讀んだり。「死者との対話」、讀了。最近、やや惰性もしくは義務感で讀み続けてゐるダルジール・サーガだが、今回はなかなか面白かつた。次作、「死の笑話集」にも期待。「殊能将之読書日記 2000-2009」(講談社)も讀了。湯船の讀書などに少しづつ讀んでゐたので、三ヶ月以上かかつた。

夕方になり、再び風呂に入つてから夕食の支度。胡瓜とトマトで適当なサラダ。じゃが芋の千切りを敷いて肉を焼く。のち、同じフライパンで薄く切つた黒パンを焼き、じゃが芋の残りを挟んで、ミニサンドウィッチ。

夜は「人間臨終図巻 3」(山田風太郎著/徳間文庫)より「七十四歳で死んだ人々」の續き。佐藤栄作、古賀政男、水谷八重子、湯川秀樹。「七十五歳で死んだ人々」の章は、アルキメデスから始まつてゐる。