The Adventures of Dr.Hara
--- Silent Life of Dr. Hara, III
「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
」
「論語」微子、第十八、六
2016/08/22
猫とビール
私用のため早退して築地へ。風雨がおさまつて来たと思つて出かけたのだが、「台風の目」と言ふものだつたらしく、築地に着いたら大荒れ。とは言へ、用はすぐ近くなので、少し濡れるくらゐで済んだ。
歸宅。風呂上がりに、歸路に買ひ求めた握り鮨。猫と語らひながらビール。
野良猫上がりの雑種で、さして見目も性格も頭も良くないのだが、十五年もつきあつてゐるとそれなりに可愛いものである。このつきあひも精々あと数年なのだが、兆民先生曰く、
「もし短といはんと欲せば、十年も短なり、五十年も短なり、百年も短なり。それ生時限りありて死後限りなし、限りあるを以て限りなきに比す短にはあらざるなり、始よりなきなり」
であるから、今を大事にするのが肝要であらう。
次の投稿
前の投稿
ホーム