朝から雨。ずいぶんと涼しく感じるが、まだ油断はできない。残暑は次の曲がり角で棍棒を片手に待ち構えているに違いない。
通勤の車中の読書。主人公が明石から愛人と隠し子を京都に呼び寄せたのだが、奥さんに気をつかってなかなか会いに行けない。用事にかこつけて、あっちの方にちょっと二三日行ってくるから、みたいなことを言うと、奥さんが、どれくらいかかるんでしょうねえ、その間に斧の柄が腐り落ちなきゃいいけど、なんて遠回しにちくちく愚痴を言う。正妻との間に子供はいないのである。主人公は、いやいや私がすっかり気持を入れ替えたことはよく知っているじゃないか、などと言って、愛人の元へと急ぎ、物心ついたばかりの娘の可愛さにでれでれしている。ちなみに源氏物語の松風の帖である。
夕方まであれこれ雑用仕事をしてから、早めの夕食をオフィスの近くの蕎麦屋にて。オフィスに戻って、夜は親会社の部署のイベントに参加。