特に何の予定もなく、のんびり「利腕」(D.フランシス著/菊池光訳/ハヤカワ・ミステリ文庫)を読んだり、オンラインでチェスをしたりする一日。「利腕」は、毎回主人公や設定が異なるディック・フランシスには珍しく、「大穴」のシッド・ハレーの再登場。やはり使い捨てるには惜しいヒーロー像だったのだろう。
ちなみに私は、今のように一から読み始める前は、ディック・フランシスは片腕義手の名探偵ハレーのシリーズものを主に書く作家なのだろうと勘違いしていた。実際は数十作ある「競馬スリラー」シリーズの中で、かなり間を置いて四作しか書かれていない(「大穴」「利腕」「敵手」「再起」)。
朝食は珈琲とヨーグルト、昼食は豚汁と大和芋のとろろかけ御飯、夕食はえぼ鯛の干物、新生姜の甘酢漬けで冷酒を五勺。のち、豚肉のうどんすき。