「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2013/11/09

通俗作家

珈琲、ヨーグルト、蜜柑を一つの軽い朝食ののち、洗濯をして、 デリバティブ研究部会の自主ゼミに出かける。 無限分解可能性への準備として、一次元確率測度の因子の条件コンパクト性のところまで。 参加者によるゼミのあとのランチは、タイ料理。 スープカレー的なものと、シンハー・ビールを一本。

帰宅して、二時間ほど昼寝。良く眠れる季節だなあ。 夕方、母から宅配便が届く。母の手製の料理と野菜など。 夕食は、送られてきた稲荷寿司で済ませておく。 卵の澄まし汁を作り、他に作り置きの菠薐草のひたし、人参炒め。 食後に蜜柑を一つ。

夜は「月と六ペンス」(W.S.モーム著/中野好夫訳/新潮文庫)を読んだりして、静かに過す。 ある理由で読んでいるのだが、さすが当時空前のベストセラーになったというだけあって、 目的を忘れて引き込まれてしまう。 モームと言えば「通俗作家」、 この本の訳者あとがきでも、悪い意味ではないとは言え、通俗、通俗と強調されているのだが、 モームを指して通俗と言えた時代は幸せだったのではないかなあ。