午後から健康診断なので、朝食は珈琲、ヨーグルト、果物だけ。 出勤して午前中はいつも通りに過し、午後は健康診断へ行く。 検査自体は合計10分もあれば終わると思うのだが、 待ち時間が長く、二時間以上かかってしまった。
どうしてうまく最適化できないのだろうか、 情報科学の専門家か、スターバックスの店員にちょっとアドバイスしてもらえば、 数倍の効率が達成されるに違いない、と昔の私ならば思っていたところだ。 しかし、われ童子の時は思うことも童子のごとく、論ずることも童子のごとくなりしが、 人となりては童子のことを棄てたり。 若者はどんなに賢くても自分中心にしか考えられないので、 自分が関心を持つ目的関数が最適化されていないことを嘆くのだが、 世界の目的関数は大域的に定義されているのである。 例えば、健康保険システムと健康診断サーヴィスの全体からすれば、 被験者の待ち時間はさして重要な因子ではない。
もとより少ない血を抜かれて、ふらふらしながら、健診センターを出る。 夕食時まで我慢しようとも思ったが、 あまりの空腹に堪え兼ねて、近くのカレーライスのチェーン店で遅い昼食。 もう外も暗くなり始めているので、家にまっすぐ帰る。
帰宅して、まずお風呂。読書などして時間を遅らせてから夕食。 健診センターでうつされたのか、背中がぞくぞくするし、鼻の奥もちょっと変だし、 いよいよ風邪かな、と思いつつ、豚肉と菠薐草の常夜鍋。そのあとは饂飩。 明日になれば治っていそうな気もしてきた。