「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2013/08/07

エピキュリアン

最近は蒸し暑いとは言え比較的気温の低い日が続いていたのだが、東京にも再び猛暑到来。 猛暑日は誰でも仕事を休んでいいことにしたらどうかなあ……と思いつつ出勤。 水曜日はお弁当を作るのを休む日なので、昼食は近所の洋食屋へ。

こういう日は木陰でモヒートでも飲みながらコクトー詩集でも読むのが、 快く、かつ、思慮ぶかく美しく正しい生活の仕方だと思うのだが、 エピクロスの悟りは現代人には遠い蜃気楼なのだろうか…… と思いながら、まだ午前中の洋食屋に入ると、 おじさんたちが各々のテーブルで、 ランチのプレートを肴に生ビールを飲みながら文庫本を読んでいた。 近所の古本屋のご主人たちとか、大手出版社の窓際族の方々だろうか、 現代人もなかなか豊かなようだ。いや、私は飲んでません。 午後も軽く仕事をして、夕方退社。

帰宅して、水分補給をしてから、お風呂。 湯船の読書は「若い読者のための世界史」(E.H.ゴンブリッチ著/中山典夫訳/中公文庫)。 湯上がりに、鶏レバの生姜醤油煮で冷えた贋ビールを飲んで一服していたら、 N 研究所に出張で来ている K 大の S 君から食事のお誘い。 神保町に出かけなおす。