小雨の降る朝。気温も低い。 いつもの朝食のあと、お弁当を作って出勤。 もう八月か。早いなあ。 そんなわけで、「暮しの手帖」の 8-9 月号を昼休みに新刊書店で買った。 夕方退社。 午後からは晴れて、気温も上がり、大変な蒸し暑さ。 知的な文化は空気が綺麗で乾いた土地にしかない、 と書いていたのはニーチェの「この人を見よ」だったかなあ、 などと思いつつ帰宅。
帰宅して、水分補給をして一服してから、お風呂。 湯船の読書は "To save everything, click here" (E.Morozov著 / Allen Lane)。 夕食の支度。 昨日から仕込んでおいた山形の「だし」、塩鮭、御飯、大和芋のとろろ汁(浅葱)。 「だし」をかけた御飯が美味しい。夏だなあ。 食後にオレンジを一つ。 夜は、ラテン語の勉強をしたり、 "And be a villain" (R.Stout 著/ Bantam Books)を読んだり。
山形の「だし」は主に胡瓜と茄子などの夏野菜を小さく刻んで、 そこに生姜や茗荷などの薬味の微塵切りにしたものも混ぜ、 醤油をかけてしばらく冷蔵庫に置いただけのもので、主に御飯にかけて食べる。 オクラなどの粘りのあるものも入れるとなお良し。 聞いただけでは「?」な感じだが、試してみると意外に良いものだ。 夏の暑い時には素晴しく美味しくて、他の季節だと特にそうでもない不思議な料理で、 元気な夏野菜の味をその季節に集中して味わうところに良さがあるのだろう。