「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2014/07/30

カトリーヌ・アルレーと二時間サスペンス

また蒸し暑さが戻ってきた。水曜日は弁当作りを休むために外食のランチを恒例にしていたのだが、こう暑くては外出が辛い。そんなわけで、今日も弁当。涼しくなるまで弁当休みを休むことにした。経済的でもあるし、結構なことに違いない。

帰宅して風呂に入ってから夕食の支度。焼き鮭、焼き茄子、冷奴(茗荷)、御飯、南瓜の味噌汁。食後にオレンジを一つ。

夜は「二千万ドルと鰯一匹」(C.アルレー著/安堂信也訳/創元推理文庫)。カトリーヌ・アルレーは好きではないと思っていたのだが、意外と面白い。そして、初めてのはずなのに読んだことがあるような気がするのは、おそらく「土曜ワイド劇場」か何か、二時間サスペンスで観たのだろう。

昔は、二時間サスペンスの特別番組と言えば必ず、アルレーの悪女ものをいつもよりちょっと豪華な女優が演じていたものだ。当時は「また『わらの女』か」なんて思っていたが、擦り切れた西村京太郎の鉄道ものか山村美紗の京都ものをさらに擦り切って使いまわし続けている現況を考えると、昔は贅沢だったな、と思うべきなのかも知れない。